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2018年10月9日【テクノロジー】

三菱電機、小型・軽量の3次元移動計測装置発売

NEXT MOBILITY編集部

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三菱電機は、自動運転に用いる3次元地図作成やインフラ管理などで活用される高精度3次元移動計測装置の三菱モービルマッピングシステム(MMS※1)の新製品として、小型・軽量化により輸送や着脱が容易な「MMS-G」を、12月25日に発売する。

 

三菱電機・ロゴ

 

同社は今後、国内だけでなく、需要の拡大が見込まれる欧州・北米・アジア・オセアニアなど海外市場への展開を加速し、事業拡大を目指す。

 

なお、新製品は、10月16日から18日までドイツ フランクフルトで開催される「INTERGEO」に出展される。

 

※1)Mobile Mapping System:GPSアンテナ・レーザースキャナー・カメラなどの機器を車両に搭載し、走りながら道路や周辺の建物などの3次元位置情報を高精度に収集する装置

 

MMS-G外観(左・中)と、MMSで取得される3次元レーザー点群(右)

MMS-G外観(左・中)と、MMSで取得される3次元レーザー点群(右)

 

 

[製品の特長]

 

①小型・軽量化により輸送や着脱が容易

 

・GNSS(※2)アンテナを3本から1本に集約するなど小型化を図り、約50%の軽量化(※3)を実現した。

・本体を2つに分割できる構造により、輸送の容易化と少人数での着脱が可能。

・専用車両が不要で、自動車、鉄道、船舶や台車などに搭載し、多くの計測用途に対応した。

 

※2)GNSS:Global Navigation Satellite System 全地球測位衛星システム
※3:同社製MMS-G220Zとの比較において

 

②多くの場面で高精度な計測を実現

 

・衛星信号を受信できないトンネルでも、慣性航法装置(※4)や車速センサーにより、計測可能。

・高感度カメラの搭載により、夜間でも計測が可能。

 

※4:同装置の位置や速度、方位を検知する装置

 

 

主な構成と仕様

主な構成と仕様

 

③専門作業者なしで計測が可能

 

・独自の計測制御ソフトウエアにより、複雑な設定なしに計測可能。

・計測中の誤差の増減がリアルタイムに確認でき、効率的な計測を実現した。

・付属の後処理ソフトウエアにより、三次元レーザー点群の出力などの計測後のデータ処理が容易。

 

計測時の運用画面(計測制御ソフトウエア使用時)

計測時の運用画面(計測制御ソフトウエア使用時)

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坂上 賢治

NEXT MOBILITY&MOTOR CARS編集長。日刊自動車新聞を振り出しに自動車産業全域での取材活動を開始。同社の出版局へ移籍して以降は、コンシューマー向け媒体(発行45万部)を筆頭に、日本国内初の自動車環境ビジネス媒体・アフターマーケット事業の専門誌など多様な読者を対象とした創刊誌を手掛けた。独立後は、ビジネス戦略学やマーケティング分野で教鞭を執りつつ、自動車専門誌や一般誌の他、Web媒体などを介したジャーナリスト活動が30年半ば。2015年より自動車情報媒体のMOTOR CARS編集長、2017年より自動車ビジネス誌×WebメディアのNEXT MOBILITY 編集長。

松下次男

1975年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として国会担当を皮切りに自動車販売・部品産業など幅広く取材。その後、長野支局長、編集局総合デスク、自動車ビジネス誌MOBI21編集長、出版局長を経て2010年論説委員。2011年から特別編集委員。自動車産業を取り巻く経済展望、環境政策、自動運転等の次世代自動車技術を取材。2016年独立し自動車産業政策を中心に取材・執筆活動中。

間宮 潔

1975年日刊自動車新聞社入社。部品産業をはじめ、自動車販売など幅広く取材。また自動車リサイクル法成立時の電炉業界から解体現場までをルポ。その後、同社の広告営業、新聞販売、印刷部門を担当、2006年に中部支社長、2009年執行役員編集局長に就き、2013年から特別編集委員として輸送分野を担当。2018年春から独立、NEXT MOBILITY誌の編集顧問。

片山 雅美

日刊自動車新聞社で取材活動のスタートを切る。同紙記者を皮切りに社長室支社統括部長を経て、全石連発行の機関紙ぜんせきの取材記者としても活躍。自動車流通から交通インフラ、エネルギー分野に至る幅広い領域で実績を残す。2017年以降は、佃モビリティ総研を拠点に蓄積した取材人脈を糧に執筆活動を展開中。

中島みなみ

(中島南事務所/東京都文京区)1963年・愛知県生まれ。新聞、週刊誌、総合月刊誌記者(月刊文藝春秋)を経て独立。規制改革や行政システムを視点とした社会問題を取材テーマとするジャーナリスト。

山田清志

経済誌「財界」で自動車、エネルギー、化学、紙パルプ産業の専任記者を皮切りに報道分野に進出。2000年からは産業界・官界・財界での豊富な人脈を基に経済ジャーナリストとして国内外の経済誌で執筆。近年はビジネス誌、オピニオン誌、経済団体誌、Web媒体等、多様な産業を股に掛けて活動中。

佃 義夫

1970年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として自動車全分野を網羅して担当。2000年出版局長として「Mobi21」誌を創刊。取締役、常務、専務主筆・編集局長、代表取締役社長を歴任。2014年に独立し、佃モビリティ総研を開設。自動車関連著書に「トヨタの野望、日産の決断」(ダイヤモンド社)など。執筆活動に加え講演活動も。

熊澤啓三

株式会社アーサメジャープロ エグゼクティブコンサルタント。PR/危機管理コミュニケーションコンサルタント、メディアトレーナー。自動車業界他の大手企業をクライアントに持つ。日産自動車、グローバルPR会社のフライシュマン・ヒラード・ジャパン、エデルマン・ジャパンを経て、2010年にアーサメジャープロを創業。東京大学理学部卒。

福田 俊之

1952年東京生まれ。産業専門紙記者、経済誌編集長を経て、99年に独立。自動車業界を中心に取材、執筆活動中。著書に「最強トヨタの自己改革」(角川書店)、共著に「トヨタ式仕事の教科書」(プレジデント社)、「スズキパワー現場のものづくり」(講談社ピーシー)など。