三菱ケミカルは2月21日、グループが保有するルーサイト・ジャパン(以下、LJ社)の全株式を、緑川化成工業に譲渡すると発表した。譲渡期日は4月1日を予定していると云う。
LJ社は、英国インペリアル・ケミカル・インダストリーズ社(Imperial Chemical Industries)の日本に於けるアクリル複合材の製造・販売拠点として設立され、1993年から茨城県行方市にて操業を開始。浴槽やキッチン、洗面ボウルなどに用いられるアクリル複合材の製造・販売を行ってきた。
三菱ケミカルは、ルーサイト・インターナショナル・グループ社(Lucite International Group Limited)の買収以降、LJ社を同社のグループ会社として運営してきたが、三菱ケミカルホールディングスグループの経営方針「Forging the future 未来を拓く」に基づくポートフォリオ改革の一環として、今回、グループが保有する同社の全株式を、緑川化成社に譲渡することとした。
[会社概要]
<LJ社>
– 会社名称:ルーサイト・ジャパン株式会社
– 事業内容:アクリル複合材の製造・販売。
– 所在地:
本社:東京都千代田区丸の内1-1-1
事業所:茨城県行方市(上山鉾田工業団地)
– 操業開始:1993年
– 代表者:代表取締役社長 中山 浩
– 資本金:4億円
<緑川化成社>
– 会社名称:緑川化成工業株式会社
– 事業内容:プラスチック加工品、成形材料、機械・工具の販売や用途開発。
– 所在地:(本社)東京都台東区駒形1-4-18
– 操業開始:1953年
– 代表者:代表取締役社長 緑川 忠男
– 資本金:1億円