三菱ケミカルと宇部興産は、2016年10月13日に発表した「中国におけるリチウムイオン電池用電解液事業の合弁形態での運営」について、中国及び関係各国における競争法の手続きが完了し、1月よりその運営を開始したことを発表した。
三菱ケミカルと宇部興産は、中国における当該合弁会社の運営において両社の知的財産や開発力を活用することで、技術力とコスト競争力を更に強化していきたいとコメント。
また、グローバルでの電解液事業の提携についても引き続き検討していくとしている。
[合弁会社の概要]
会社名:常熟宇菱電池材料有限公司
(英文社名:Changshu UM Battery Materials Co., Ltd.)
所在地:江蘇省常熟経済技術開発区東周路 15 号(本社及び工場)
代表者:董事長:西田祐樹(宇部興産執行役員電池材料・ファイン事業部長)
副董事長:北田裕二(三菱ケミカル理事役リチウムイオン電池材料本部長)
総経理:中井正樹(宇部興産から出向)
副総経理:中山準一(三菱ケミカルから出向)
資本金:159 百万人民元
資本構成:三菱ケミカル:50%、宇部興産:50%(※)
事業内容:リチウムイオン電池用電解液の製造及び販売
※ 三菱ケミカル中国電解液子会社の持分の 50%を宇部興産に譲渡するとともに、宇部興産中国電解液子会社の営業権を合弁会社に譲渡。なお、両子会社の製造拠点は常熟(旧三菱ケミカ
ル電解液子会社の製造拠点)に集約している。