三菱ケミカル(MCC)連結子会社であるスイスのMitsubishi Chemical Advanced Materials(MCAM社)は、米国のエンジニアリングプラスチック加工メーカーのAdvanced Polymer Technologies(APT社)を完全子会社とすることとし、MCAM社の米国子会社であるMitsubishi Chemical Advanced Materialsが、APT社の全持分を6月3日付で取得した。
APT社は2002年の設立以来、独自のポリマー加工技術を用いたエンジニアリングプラスチック製品により、北米やアジア地域を中心に、半導体、航空、防衛、エネルギー、医療といった多岐にわたる産業に対してソリューションを提供。
今回の買収を通して、MCAMグループは、両社の有する最先端の射出成形・押出成形技術におけるシナジー、市場ネットワークの相互活用等により、更なるグローバル事業基盤の強化を図るとしている。
[会社概要]
<APT社>
– 社名:Advanced Polymer Technologies, LLC
– 所在地:米国・カリフォルニア州(本社及び本工場)
– 設立:2002年
– 代表者:Steve Kessler
– 社員数:約30名(2019年3月31日現在)
– 事業内容:エンジニアリングプラスチック製品の製造、販売
<MCAM社>
– 社名:Mitsubishi Chemical Advanced Materials AG
– 所在地:スイス・チューリッヒ(本社)、米国・ドイツ・日本等世界21か国(工場)
– 設立:1996年
– 代表者:Michael Koch
– 社員数:約2,800名(連結。2019年3月31日現在)
– 事業内容:エンジニアリングプラスチック製品の製造、販売
■Advanced Polymer Technologies, LLC:http://aptllc.net/default.htm