国土交通省は10月18日、米国カリフォルニアの電動垂直離着陸機(eVTOL/空飛ぶクルマ)の設計製造者「Joby Aviation(ジョビー・アビエーション)」が開発中の機体について、同社からの航空法に基づく型式証明の申請を同日付で受理したと発表した。外国製の空飛ぶクルマの型式証明申請の受理は国内初(※)。
型式証明は、機体の設計が安全性及び環境適合性に関する基準に適合することを国が審査・検査する制度。審査・検査は、機体の開発と並行して行われる。国交省では、今後、開発の進捗に合わせて、航空機の安全性および環境適合性に係る審査を適切に進めていくと云う。
[会社概要]
– 会社名:Joby Aviation
– 設立:2009年
– 所在地:米国,カリフォルニア州
– 人数規模:1300名以上
– CEO:JoeBen Bevirt
– 事業内容:
eVTOL(電動垂直離着陸機)の開発・設計・製造。米国では自社による旅客輸送サービス提供も計画。
– 主要株主:トヨタ自動車等
<機体概要>
主翼に4つ、機体後部に2つの向きが変えられる電動推進ユニットを搭載したeVTOL機。
【機体諸元】
機体寸法(*1):胴体長7.3m/翼幅10.7m
最大搭乗者数(パイロット1名/乗客4名)
航続距離(*1*2):約240km
*1:試験中の機体の数値であり、今後の変更があり得る。
*2:気象条件、搭乗者数等により変わり得る。
※国産の空飛ぶクルマの型式証明の申請は、SkyDrive(スカイドライブ/本社:愛知県)から、2021(令和3)年10月29日付で受理。
■Joby Aviation:https://www.jobyaviation.com/