加えて当日は、同社 乗用車・商用車タイヤ事業部マーケティング部ブランド戦略マネージャーの黒谷繁希氏も登壇。製品のメインターゲットや特徴などについて紹介した。
同氏によれば、当製品の主なターゲットユーザーは、非降雪地域に在住の消費者。
同社の調べでは、そのようなエリアでは、
「夏タイヤ性能を犠牲にしたくない」、
「突然の雪に慌てたくない」、
「季節ごとにタイヤを交換することにストレスを感じる」
と感じている消費者が多いという。
一方で、当該エリアにおける過去10シーズンの平均積雪日数はわずか4日間ということもあり、スタッドレスタイヤを保持していないドライバーは全体の約60%。
逆に、近年注目されているオールシーズンタイヤへの認知度も年々上がっているが、実際に装着した経験者の多くが「夏性能と冬性能のどちらも中途半端」といった評価をしているという。
そこで、同社では、同製品をオールシーズンタイヤではなく、あくまで「夏タイヤ」と位置づけ、サマーシーズン時での性能を犠牲にすることなく、積雪時も安心に走れる性能を付与。
キャッチフレーズも、先のペリニオ社長のコメント通り、「雪も走れる夏タイヤ」とした。
また、同製品は、2018年に国内ではオートバックスで先行販売を実施。高い評価と順調な売上を示したことから、今回の全国販売開始に踏み切ったという。