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2020年6月18日【アフター市場】

ミシュランの温室効果ガス削減目標、SBTIから承認

坂上 賢治

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ミシュランタイヤ・ロゴミシュラングループ、2050年までに温室効果ガス排出量ゼロを目指す

 

 ミシュラン(日本法人:日本ミシュランタイヤ、本社:東京都新宿区、代表取締役社⻑:ポール・ペリニオ、以下「ミシュラン」)の温室効果ガス(GHG)排出量削減目標がSBTi(Science Based Targets Initiative)から承認されたと同社が6月18日に発表した。(坂上 賢治)

 

 

同社グループは2030年までに自社所有の施設や設備から排出されるGHG(スコープ1)と他社から購入して使用するエネルギーや原材料が生産過程で排出するGHG(スコープ2)を2010年比で38%削減し、製品やサービスが排出するGHG(スコープ3)を2018年比で15%削減する。その結果、ミシュランは2050年までに自社排出のGHG(スコープ1、及び2)をゼロにすることを目指している。

 

 この取り組みに際してミシュラングループCEOのフロラン・メネゴー氏は「SBTiの承認はミシュランの環境戦略が適切であることの証明であると考えています。現在の気候変動危機は、すべての事業分野で環境保護のための活動や製品を強化する機会になるものであると確信しています」と温室効果ガス排出量削減目標達成への自信と、取り組みに対する意欲を述べている。

 

ちなみにSBTiとはWWF(世界自然保護基金)、CDP(旧カーボン・ディスクロージャー・プロジェクト)、WRI(世界資源研究所)、国連グローバル・コンパクトによる共同イニシアティブで、参加企業のGHG排出削減目標が科学的な根拠と整合したものであることを認定する国際機関である。SBTiは気候変動による世界の気温上昇を産業革命前と比べ、1.5度に抑えることを目的として、企業のGHG排出削減のための目標設定とその達成のための活動を奨励している。

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坂上 賢治

NEXT MOBILITY&MOTOR CARS編集長。日刊自動車新聞を振り出しに自動車産業全域での取材活動を開始。同社の出版局へ移籍して以降は、コンシューマー向け媒体(発行45万部)を筆頭に、日本国内初の自動車環境ビジネス媒体・アフターマーケット事業の専門誌など多様な読者を対象とした創刊誌を手掛けた。独立後は、ビジネス戦略学やマーケティング分野で教鞭を執りつつ、自動車専門誌や一般誌の他、Web媒体などを介したジャーナリスト活動が30年半ば。2015年より自動車情報媒体のMOTOR CARS編集長、2017年より自動車ビジネス誌×WebメディアのNEXT MOBILITY 編集長。

松下次男

1975年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として国会担当を皮切りに自動車販売・部品産業など幅広く取材。その後、長野支局長、編集局総合デスク、自動車ビジネス誌MOBI21編集長、出版局長を経て2010年論説委員。2011年から特別編集委員。自動車産業を取り巻く経済展望、環境政策、自動運転等の次世代自動車技術を取材。2016年独立し自動車産業政策を中心に取材・執筆活動中。

間宮 潔

1975年日刊自動車新聞社入社。部品産業をはじめ、自動車販売など幅広く取材。また自動車リサイクル法成立時の電炉業界から解体現場までをルポ。その後、同社の広告営業、新聞販売、印刷部門を担当、2006年に中部支社長、2009年執行役員編集局長に就き、2013年から特別編集委員として輸送分野を担当。2018年春から独立、NEXT MOBILITY誌の編集顧問。

片山 雅美

日刊自動車新聞社で取材活動のスタートを切る。同紙記者を皮切りに社長室支社統括部長を経て、全石連発行の機関紙ぜんせきの取材記者としても活躍。自動車流通から交通インフラ、エネルギー分野に至る幅広い領域で実績を残す。2017年以降は、佃モビリティ総研を拠点に蓄積した取材人脈を糧に執筆活動を展開中。

中島みなみ

(中島南事務所/東京都文京区)1963年・愛知県生まれ。新聞、週刊誌、総合月刊誌記者(月刊文藝春秋)を経て独立。規制改革や行政システムを視点とした社会問題を取材テーマとするジャーナリスト。

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1970年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として自動車全分野を網羅して担当。2000年出版局長として「Mobi21」誌を創刊。取締役、常務、専務主筆・編集局長、代表取締役社長を歴任。2014年に独立し、佃モビリティ総研を開設。自動車関連著書に「トヨタの野望、日産の決断」(ダイヤモンド社)など。執筆活動に加え講演活動も。

熊澤啓三

株式会社アーサメジャープロ エグゼクティブコンサルタント。PR/危機管理コミュニケーションコンサルタント、メディアトレーナー。自動車業界他の大手企業をクライアントに持つ。日産自動車、グローバルPR会社のフライシュマン・ヒラード・ジャパン、エデルマン・ジャパンを経て、2010年にアーサメジャープロを創業。東京大学理学部卒。

福田 俊之

1952年東京生まれ。産業専門紙記者、経済誌編集長を経て、99年に独立。自動車業界を中心に取材、執筆活動中。著書に「最強トヨタの自己改革」(角川書店)、共著に「トヨタ式仕事の教科書」(プレジデント社)、「スズキパワー現場のものづくり」(講談社ピーシー)など。