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2021年4月1日【事業資源】

新会社「アイシン」発足にあたっての従業員への社長メッセージ

NEXT MOBILITY編集部

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4月1日、「アイシン精機」と「アイシン・エィ・ダブリュ」を経営統合した新会社「アイシン」が発足した。これに際し、取締役社長の伊勢清貴氏は、従業員に向けて、以下のメッセージを送った。

アイシン・ロゴ

[伊勢社長のメッセージ(全文)]

 

今日からアイシングループの新しい歴史が始まります。皆さんも期待と不安が交錯しているのではないでしょうか。

 

なぜ今、合併なのか。もう⼀度整理したいと思います。約50年前に当時の最新技術であるオートマチックトランスミッションを開発するためにアイシン精機からアイシンワーナーという会社が分離独立しました。そして今、カーボンニュートラルに向け電動化が加速し、従来のオートマチックトランスミッションが将来的には無くなる事がほぼ確実であり、2つの会社に分かれている意味は無くなりました。そして100年に⼀度と言われるこの大変革期を乗り切るため、CASEへ対応できる事業構造への変革や企業としての経営体質強化のため、2社は合併します。

 

合併により2社の重複部分の解消や効率化を図る事はもちろんですが、更に大事な事は今まで違う風土で育ってきた⼈材が融合する事で、新たな価値の創造につなげてほしいという事です。意⾒の相違もあるでしょうが、ATBA(※)などを通じたコミュニケーション充実により一日も早くお互いを理解する事に努めてください。

 あくまで合併は手段であり、目的はアイシングループが生き残り、成長することです。今、本当にアイシングループは生き残れるか否かの分岐点にいます。この1年、合併のための準備をしてきましたが、決して新会社の門出としては平坦ではありません。生き残りをかけ、この合併を何が何でも成功させなければなりません。是非この事を胸に刻み、お互いコミュニケーションをしっかり取ってください。

 

もうひとつ、もっと基本的な事のお願いです。この変革期を乗り切るために⼀番大事な事はなんでしょうか?私が社長就任以来、皆さんの行動指針として1番⽬に挙げてきた事ですが、それはアイシン全社員一人ひとりの主体性です。誰かがやってくれる、そんな受け身な考えではこの難局は乗り越えられません。新生アイシン、グループの一人ひとりが自分事として考え、挑戦しましょう。夢と志を持って具体的な行動を起こしましょう。

 

私達一人ひとりが主体性を持って挑戦すれば、成長への道は開けると確信しています。新経営理念『”移動”に感動を、未来に笑顔を。』を羅針盤としてグループ⼀体となって挑戦していきましょう!

 

※)Aisin Active Team Building Activity:「働きがい改革」を推進していくために取り入れたアイシン流職場づくり活動。(株)ワーク・ライフバランスが推奨している働き方改革の4つのステップを参考にした。

 

 
■アイシン:https://www.aisin.com/jp/
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坂上 賢治

NEXT MOBILITY&MOTOR CARS編集長。日刊自動車新聞を振り出しに自動車産業全域での取材活動を開始。同社の出版局へ移籍して以降は、コンシューマー向け媒体(発行45万部)を筆頭に、日本国内初の自動車環境ビジネス媒体・アフターマーケット事業の専門誌など多様な読者を対象とした創刊誌を手掛けた。独立後は、ビジネス戦略学やマーケティング分野で教鞭を執りつつ、自動車専門誌や一般誌の他、Web媒体などを介したジャーナリスト活動が30年半ば。2015年より自動車情報媒体のMOTOR CARS編集長、2017年より自動車ビジネス誌×WebメディアのNEXT MOBILITY 編集長。

松下次男

1975年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として国会担当を皮切りに自動車販売・部品産業など幅広く取材。その後、長野支局長、編集局総合デスク、自動車ビジネス誌MOBI21編集長、出版局長を経て2010年論説委員。2011年から特別編集委員。自動車産業を取り巻く経済展望、環境政策、自動運転等の次世代自動車技術を取材。2016年独立し自動車産業政策を中心に取材・執筆活動中。

間宮 潔

1975年日刊自動車新聞社入社。部品産業をはじめ、自動車販売など幅広く取材。また自動車リサイクル法成立時の電炉業界から解体現場までをルポ。その後、同社の広告営業、新聞販売、印刷部門を担当、2006年に中部支社長、2009年執行役員編集局長に就き、2013年から特別編集委員として輸送分野を担当。2018年春から独立、NEXT MOBILITY誌の編集顧問。

片山 雅美

日刊自動車新聞社で取材活動のスタートを切る。同紙記者を皮切りに社長室支社統括部長を経て、全石連発行の機関紙ぜんせきの取材記者としても活躍。自動車流通から交通インフラ、エネルギー分野に至る幅広い領域で実績を残す。2017年以降は、佃モビリティ総研を拠点に蓄積した取材人脈を糧に執筆活動を展開中。

中島みなみ

(中島南事務所/東京都文京区)1963年・愛知県生まれ。新聞、週刊誌、総合月刊誌記者(月刊文藝春秋)を経て独立。規制改革や行政システムを視点とした社会問題を取材テーマとするジャーナリスト。

山田清志

経済誌「財界」で自動車、エネルギー、化学、紙パルプ産業の専任記者を皮切りに報道分野に進出。2000年からは産業界・官界・財界での豊富な人脈を基に経済ジャーナリストとして国内外の経済誌で執筆。近年はビジネス誌、オピニオン誌、経済団体誌、Web媒体等、多様な産業を股に掛けて活動中。

佃 義夫

1970年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として自動車全分野を網羅して担当。2000年出版局長として「Mobi21」誌を創刊。取締役、常務、専務主筆・編集局長、代表取締役社長を歴任。2014年に独立し、佃モビリティ総研を開設。自動車関連著書に「トヨタの野望、日産の決断」(ダイヤモンド社)など。執筆活動に加え講演活動も。

熊澤啓三

株式会社アーサメジャープロ エグゼクティブコンサルタント。PR/危機管理コミュニケーションコンサルタント、メディアトレーナー。自動車業界他の大手企業をクライアントに持つ。日産自動車、グローバルPR会社のフライシュマン・ヒラード・ジャパン、エデルマン・ジャパンを経て、2010年にアーサメジャープロを創業。東京大学理学部卒。

福田 俊之

1952年東京生まれ。産業専門紙記者、経済誌編集長を経て、99年に独立。自動車業界を中心に取材、執筆活動中。著書に「最強トヨタの自己改革」(角川書店)、共著に「トヨタ式仕事の教科書」(プレジデント社)、「スズキパワー現場のものづくり」(講談社ピーシー)など。