丸紅は8月20日、カーボンニュートラルアルミニウム地金「Neutr-Al(ニュートラル)」を8月20日に国内発売すると発表した。
世界では、昨今の異常気候の原因が温室効果ガス(以下、GHG)の増加にあるとして、その排出量の削減がしきりに唱えられている。これを受けて、日本政府も2050年までにGHGの排出量を全体としてゼロにすると宣言。これにより国内のあらゆる事業者には、GHG排出量削減が求められることとなった。
これらを背景に、丸紅は、カーボンニュートラルアルミニウム地金「Neutr-Al」の国内向け販売を開始。「Neutr-Al」は、アルミニウムの原料であるボーキサイトの採掘から、アルミナ(*)の製造、アルミニウムの製錬・輸送まで、全てのサプライチェーンにおいて発生する技術的に削減が困難なGHGを、国内外の排出削減・吸収活動で創出されたカーボンクレジットを活用して相殺、カーボンニュートラルを実現している。
丸紅は、長年培ってきたアルミニウム地金、カーボンクレジット取扱いの知見を活かし、GHG排出量の算定、最適なGHG削減提案、カーボンクレジットの活用・無効化を一気通貫で行うことで、GHG削減に対する行動障壁を取り払い、カーボンニュートラル社会への移行に貢献するとしている。
*アルミナ:ボーキサイトを精錬して製造される酸化アルミニウム。アルミニウム地金の原料となる。
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