マクニカは8月2日、Gtech Solutions Inc.(以下「Gtech」)特許白色LED除菌照明「VioClean®(バイオクリーン)」の販売開始を発表した。
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)拡大の防止に伴い、紫外線(UV-C)の照射による除菌・ウイルス不活性化技術が注目されている。しかし紫外線には人体に影響を及ぼす波長もあるため、IEC、UL基準などの各種安全要求事項を満たしている事が必要になる。
マクニカが、今回販売を開始するGtechの「VioClean®」は、紫外線を使用せずに、通常の照明機能と人体に無害・細菌に効果的な除菌テクノロジーを搭載したLED除菌照明。米Vyv Inc.(旧Vital Vio社)の特許除菌LED技術を搭載することで、高い光透過率の上に除菌エネルギーの流失を防ぐ。(特許番号:特開2021-3568)
「VioClean®」の最大の特徴は、通常の照明の光を照射しながら、除菌効果のある波長の光の照射が可能という点。この光は、人体に完全無害な普通可視光の中の特定波長(405nm)を用いているため、一般的な照明方式でありながら、有人環境でもコロナウイルス(SARS-CoV-2)や細菌の除菌、不活性化が可能で、「VioClean®」を常時点灯することで衛生的な環境が継続する。
製品はダウンライト型、パネルライト型の2種類があり、それぞれにシングルタイプ、デュアルタイプが用意されている。シングルタイプは「白色除菌モード」のみ搭載。デュアルタイプは「白色除菌モード」「省エネ除菌モード」の切り替えが可能となっている。なお、現在「VioClean®」は、医療機関・学校・商業施設・家庭内などで導入されている。