シャープは、ドイツのダイムラー(Daimler AG)と、LTEを含む無線通信関連規格必須特許のライセンス契約を締結した。
今回の契約は、シャープとダイムラー部品サプライヤーとの間に既にある自動車製品の大多数をカバーするライセンス契約を、更に補完するものとなると云う。
シャープは、新しいモバイル機器を提供し続けるとともに、20年以上にわたって、W-CDMA(※)やLTE、LTE-Advanced、5Gなどの無線技術やネットワークに関する研究開発、および特許出願を積極的に実施。その結果、W-CDMA、LTE、LTE-Advanced、および5G規格に関する必須特許6,000件以上を保有するに至っている。
シャープは今後も、LTE規格必須特許のライセンス供与を、「公正、合理的かつ非差別(Fair, Reasonable And Non-Discriminatory)」な条件で行うと共に、5Gなどの無線技術やネットワークに関する基幹技術の研究開発を通じて、事業ビジョン「8K+5GとAIoTで世界を変える」の実現に取り組んでいくとしている。
※Wideband Code Division Multiple Accessの略。第3世代の移動体通信技術であり、その後、第4世代のLTE(Long Term Evolution)、第5世代の5Gへと発展。