アウディ ジャパンは、『Audi connect plug and play』をリリース、専用データプラグを全国のアウディ正規販売店(124店舗、現時点)を通じて発売したと、9月8日、発表した。
同社では、2013年にネットワークと車を結ぶテレマティックサービスAudi connectを導入し、“SOSコール”など多くの機能を提供してきた。そして今回、2008年以後のAudi connect非搭載車両でも、Audi connectの車両状態や駐車位置確認、燃費記録などの一部機能を利用可能とする『Audi connect plug and play』をリリース、専用データプラグを発売した。
Audi connect plug and playは、車載診断機からの情報を、専用データプラグ(税込価格:6,050円)とブルートゥース通信を介して、オーナーのスマートフォンに転送することで機能する。スマートフォンにはAudi connect plug and playのアプリがインストールされ、myAudiアカウントでログインしていることが必要となる。
Audi connect plug and playが扱うことのできる情報は、走行距離や車台番号、燃料レベル、整備タイミングといった基本的な車両情報から、起点・終点・距離などのドライブ情報や燃費、そしてそのドライブの統計情報、駐車情報など。
燃費記録は、再給油を車が検知すると、スマートフォンにポップアップ表示があるなど、利便性も考慮されており、統計情報では、エンジン回転数、スピード、ブレーキ、冷却水温度などを記録し、ドライビングスタイルがどのように燃費に影響するかを判定することができる。
駐車情報では、エンジンオフにした瞬間の位置情報と時間が自動的に記録され、位置情報は他のアプリでシェア可能なので、待ち合わせや、パーキングメーターの残時間の確認などに活用できる。
日常的な点検予約を取るため販売店に簡単にコンタクトすることができ、また事故や故障などの緊急事態には、ロードサイドアシスタンスや、アウディコミュニケーションセンターへの電話発信がボタンひとつで可能。警告灯や制御灯について、説明や具体的なヒントも提供する。