京セラの中国の主要販売会社「京セラ(中国)商貿」は、中国広東省深セン市竜崗(りゅうこう)地区に、「京セラ(中国)イノベーションセンター(KCIC)」を開設し、4月17日に運営を開始した。
なお、中国において、オープンイノベーションの拠点を開設するのは、京セラ(中国)商貿有限公司として初となる。
現在、京セラグループは、上海、天津、東莞、珠海などに生産拠点を有し、主にセラミック部品、電子部品、半導体部品、自動車部品、機械工具など、中国において幅広いビジネスを展開。政府、グローバル企業、教育機関、投資機関が集結する深セン市竜崗地区での今回のKCIC開設により、同地区の利点を最大限活用していきたいとしている。
KCIC内には、最新の製品・技術を紹介する展示室のほか、オープン・クローズドに対応した技術交流スペースを設置し、情報発信の強化とオープンイノベーションの推進を図る。
具体的には、京セラが持つ技術リソースを現地のスタートアップ企業などに提供することで、新規ビジネスを創出。現地企業の成長や技術力の向上にも寄与していきたいとしている。
[KCICの概要]
– 名称:
・日本語:京セラ(中国)イノベーションセンター
・英語:Kyocera China Innovation Center(KCIC)
・中国語:京瓷(中国)创新中心
– 所在地:深セン市竜崗地区龍城街道哲迪協信科技園5A-1-104
– 延床面積:258.4 m2
– 施設:京セラグループの最新製品・技術を紹介する展示室。オープン・クローズドに対応した技術交流スペース。