クラレは12月1日、特設サイトにて「クラレとクルマ 展示会」をオンラインで開催した。
脱炭素社会の実現に向けた未来の自動車づくりをテーマに、開発品を含む27の製品・技術・サービスを紹介。素材・クルマ製造時CO2削減、および電動化などによる走行時CO2削減、安全性・快適性向上など、サステナブルで高機能な未来の自動車づくりに好適なソリューションを提案する。
1. 展示会の見どころ
①脱炭素社会のクルマづくり
自動車に関わる様々な段階で発生するCO2削減に寄与する製品・技術を展示。車室空間など住環境に近い低濃度のCO2を湿潤環境下でも吸脱着可能なポリビニルアルコール繊維(開発品)や、従来の樹脂では実現が難しかった軽量化が要求される構造部材に使用可能なポリアミド9T(PA9T)を用いた熱可塑性FRP(開発品)などを紹介する。
②これからのクルマづくり
HMI(ヒューマン マシン インターフェース)としての車内空間に着目し、安全性・快適性や内外観の向上に寄与する製品・技術を展示。VOC(揮発性有機化合物)の発生源となる接着剤やエポキシ樹脂を使用せず、加熱によって自動車部材の固定が可能な熱膨張固定シート(開発品)や、光源を繊維の端面から取り入れることで発光し、車室内の光演出の表現自由度を高める導光繊維(開発品)などを紹介する。
③特集記事ページにて、クルマづくりに関する最新記事を掲載
開発現場の最前線や今後の展望などについて、自動車業界有識者のインタビュー記事を順次掲載する。
2. 展示会概要
名称:「クラレとクルマ 展示会」
開催日時:2021年12月1日(水)~
入場料:無料(登録制)