小松製作所(コマツ)は4月9日、新型コロナウイルス拡大の影響に伴う、国内外の一部生産拠点の停止状況を更新し発表した。
現在(4月9日)、生産を停止しているのは、世界4地域(日本、米州、欧州・CIS、アジア・オセアニア)にある7拠点。それ以外の拠点では、各国政府の方針に従い、感染防止対策を実施の上、通常稼働している。
コマツでは、生産への影響が最小限になるよう、従来グローバルクロスソーシングやグローバル調達している車体・部品について、代替調達や在庫の再配置を行い、また販売については、米州、欧州、アジア地域を中心に販売代理店の在宅勤務が広がるなか、商品・部品の継続的な供給のため、供給ルートの見直しやシフト体制等の対策を講じていると云う。
なお、業績への影響については、2020年3月期の連結業績予想(昨年10月30日公表/*2)には、新型コロナウイルスによる業績への影響額は含まれていないことから、今後、重大な影響が見込まれる場合は速やかに開示するとしている。
また、各国政府による外出禁止令など規制が強化されるなか、決算ならびに監査を厳正に行う時間を確保すると共に、決算作業にかかわる従業員、会計監査人等の安全を考慮し、決算発表日を当初予定の4月30日から5月18日に変更した。
*2:当該連結業績予想は、2020年1月31日の第3四半期決算発表時においても変更していない。