神戸製鋼所は3月23日、シンガポールにある完全子会社「Kobe Steel Asia(以下、KSA)」の業務を5月に終了し、閉鎖すると発表した。
KSAの業務は、東南アジア地区における統括会社であるタイの「Kobelco South East Asia(以下、KSEA)」に移管される。
KSAは、1990年1月に神戸製鋼の鉄鋼事業部門の海外拠点として設立され、東南アジア地域の電機・OA機器メーカー様向けを中心とする鋼材の営業支援や技術サービス活動を実施してきたが、今回、活動体制の効率化のため、KSEAに業務を移管。東南アジアでの鋼材の営業支援や技術サービス拠点を一本化する。
KSEAでは、既にタイの顧客向けを中心に鉄鋼・アルミ製品の営業支援、技術サービスを行っているが、今後は東南アジア地域の活動拠点一元化によりサービス機能、活動体制を充実していくとしている。
[会社概要]
<Kobelco South East Asia>
– 名称:Kobelco South East Asia Ltd.
– 所在地:タイ(バンコク)
– 資本構成:神戸製鋼所 100%
– 設立:2017年6月
– 代表者:遠藤 明彦(Managing Director)
– 従業員:14名
– 主管部署:本社
– 事業内容:
東南アジア・南アジア・オセアニア地域の統括会社、東南アジア地域における鉄鋼・アルミ製品の営業支援、技術サービス。
※現状:タイ、インド等。
※20年6月~:東南アジア(除くベトナム)・南アジア・オセアニア全域。
<Kobe Steel Asia>
– 名称:Kobe Steel Asia Pte. Ltd.
– 所在地:シンガポール
– 資本構成:神戸製鋼所 100%
– 設立:1990年1月
– 責任者:中上 竜一(President)
– 従業員:6名
– 主管部署:鉄鋼事業部門
– 事業内容:
東南アジア地域における鉄鋼製品の営業支援、技術サービス、通商関連対応。