神戸製鋼は、神鋼鋼線工業(神戸製鋼・出資比率30.7%の関連会社)の100%子会社である神鋼鋼線ステンレスが、JISの認証機関である日本検査キューエイ(JICQA)による認証審査を受審した結果、1月23日付でJIS認証を再取得したことを公表した。
神鋼鋼線ステンレスでは、2016年6月9日にJIS規格に関わる不適合事象が判明し、同年6月10日以降、ばね用ステンレス鋼線(JIS G 4314)のJIS認証が取り消されていた。
その後、神鋼鋼線工業およびそのグループ会社では、検査データの自動取り込み化、作業標準の整備、品質保証機能の独立等の再発防止策を実施し、品質管理体制の強化に取り組んできたと云う。
その結果、神鋼鋼線ステンレスにおいて品質管理体制の再構築が認められ、JIS認証の再取得に至ったとのことだ。
<製造工場名、適用規格番号、適用規格品目>
– 神鋼鋼線ステンレス(株)、JIS G 4314、ばね用ステンレス鋼線
また、同社グループでJIS認証を受けている事業所20拠点の内、1月23日、同社・加古川製鉄所、同社・神戸製鉄所、神鋼鋼線工業・尾上事業所、テザックワイヤロープ・二色浜製造所、神鋼鋼線ステンレス(JIS G 4309:ステンレス鋼線、JIS G 4315:冷間圧造用ステンレス鋼線)、TESAC USHA WIREROPEの6拠点について、JICQAによりJIS認証維持が決定されたことに関し、合わせて公表した。
2018年1月23日現在の同社グループ企業JIS認証状況:
http://www.kobelco.co.jp/releases/files/20180123.pdf