キーサイト・テクノロジーは12月10日、シスコシステムズの5Gショーケースで、同社の5Gインフラ検証機器が採用されたことを発表した。
シスコシステムズの5Gショーケースは、あらゆる業界のお客様やパートナーと協力して、デジタルトランスフォーメーションの推進を支援し、5Gの積極的な活用方法を創造・提案する。通信事業者、企業、公共機関、エコパートナー、業界アプリケーションとのオープンな共同イノベーション環境を提供し、エンドツーエンドの環境下でアプリケーション開発とテストを実施する。
今回採用されたのは、キーサイトの業界初となる高密度AresOne 400 Gテストプラットフォームに加え、L 2-3ネットワークインフラストラクチャ検証ソリューションであるIxNetwork。5Gショーケースにおけるエンドツーエンドの5Gインフラストラクチャ検証機能を強化する。
キーサイトのソリューションにより、業界をリードするデータセンター スイッチであるCisco Nexus 9000だけでなく、10.8テラビットから260テラビットまでのトラフィック・スループットとキャリア・グレードのルーティングをサポートする次世代の400 GルータであるCisco 8000シリーズを検証し、サービスプロバイダーが5Gネットワークインフラストラクチャの構築を支援する。
さらに、キーサイトのIxNetwork Segment Routing Test Solutionは、SDN(Software Defined Networking) トランスポート上で差別化された5Gサービスのパフォーマンスとサービス品質をサポートするために、適切なネットワークスライシング技術の選択と検証を支援する。
また、将来的には5G RANトランスポートネットワークインフラストラクチャを検証するために、キーサイトのNovus-S 10/25 GE SFP 28モジュールを組み合わせることで、複数のインターフェース速度、タイムセンシティブネットワーキング (TSN) 機能、および大規模なコントロールとデータプレーントラフィックを提供できるようになるという。
キーサイト・テクノロジー株式会社 取締役社長であるチエ ジュンは次のように述べている。「キーサイトは通信ネットワーク全体をカバーする計測ソリューションを業界に先駆けて提供することを使命とし、市場をリードするシスコと共に急拡大するネットワークの技術革新を推進してまいりました。シスコ、およびパートナー各社と今後も一層の連携強化を行い、日本における5Gの積極的な活用がより一層加速されるよう貢献してまいります。」
■キーサイト・テクノロジー
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