NEXT MOBILITY

MENU

2021年3月4日【企業・経営】

キーサイト・テクノロジー、Sanjoleを買収

NEXT MOBILITY編集部

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 

キーサイト・テクノロジーズ(キーサイト)は3月4日(※米国時間2021年2月22日発表)、4G、5Gおよびその他の無線テクノロジーのプロトコルデコードと相互運用性のソリューションで業界のリーダー的存在であるSanjoleの買収を完了したと発表した。

 

 

5Gテクノロジーの進化とともに、ローカル5Gネットワークの展開が拡大し、多くのユーザーが複雑な通信システムの問題の解決に統合ソリューションを活用している。

 

 

Sanjoleは、通信エコシステム全体で事業を展開するチップセットメーカー、通信事業者、ネットワーク機器メーカーなどに対して、デバイスとテスト対象のネットワーク間の問題を特定して解決し、通信品質を保証するハードウェアとソフトウェアの技術を提供している。

 

 

Sanjoleの買収は、“先進的な通信技術の最前線で、包括的かつ革新的な5Gソリューションポートフォリオを提供する”という同社の目標を後押しするもの。Sanjoleが提供するハードウェアとソフトウェアは、キーサイトの5Gポートフォリオを補完するものであり、モデム、チップセット、無線アクセスネットワーク(RAN)のカスタマー向けソリューションを強化する。キーサイトとSanjoleは、通信規格で検証済みの相互運用性テストを提供することで迅速なデバッグを可能にし、カスタマーが市場に製品を投入するまでにかかる時間を短縮するとしている。

 

 

キーサイトの最高執行責任者(COO)であるSatish Dhanasekaran氏は次のように述べている。

 

 

「5Gエコシステムとその展開の規模が拡大する中、キーサイトはお客様にエンドツーエンドのデザインとテストソリューションを提供することに尽力しています。当社のポートフォリオにSanjoleが加わり、複雑な相互運用性の課題を解決するための独自機能を提供できるようになったことを嬉しく思います。Sanjoleの優秀なチームは、キーサイトにとって貴重な存在となり、そして“イノベーションを加速し、あらゆるものが安全につながる世界を実現する”という当社の使命を推進することになるでしょう」

 

 

Sanjoleは、プロトコルスタックの複数のレイヤーにまたがるイベントを可視化するOTA解析ツールを介して、無線ネットワークの内部から問題解決能力を提供。 Sanjoleは、3GPPコミュニティとの協力関係に加え、相互運用性試験での豊富な経験により、無線業界に特有の複雑な技術的問題への深い知見を提供していく。

 

 

また、Sanjoleの共同創立者兼プレジデントであるJoe Fala氏は次のように述べている。

 

 

「お客様のイノベーションを可能にし、優れた製品を提供することが、当社の4Gおよび5Gでの成功の核心となっています。お客様の成功を推進するという同じ情熱とエネルギーがキーサイトにもあり、共に力を合わせて、お客様に最先端のソリューションを提供できることを嬉しく思っております」

CLOSE

坂上 賢治

NEXT MOBILITY&MOTOR CARS編集長。日刊自動車新聞を振り出しに自動車産業全域での取材活動を開始。同社の出版局へ移籍して以降は、コンシューマー向け媒体(発行45万部)を筆頭に、日本国内初の自動車環境ビジネス媒体・アフターマーケット事業の専門誌など多様な読者を対象とした創刊誌を手掛けた。独立後は、ビジネス戦略学やマーケティング分野で教鞭を執りつつ、自動車専門誌や一般誌の他、Web媒体などを介したジャーナリスト活動が30年半ば。2015年より自動車情報媒体のMOTOR CARS編集長、2017年より自動車ビジネス誌×WebメディアのNEXT MOBILITY 編集長。

松下次男

1975年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として国会担当を皮切りに自動車販売・部品産業など幅広く取材。その後、長野支局長、編集局総合デスク、自動車ビジネス誌MOBI21編集長、出版局長を経て2010年論説委員。2011年から特別編集委員。自動車産業を取り巻く経済展望、環境政策、自動運転等の次世代自動車技術を取材。2016年独立し自動車産業政策を中心に取材・執筆活動中。

間宮 潔

1975年日刊自動車新聞社入社。部品産業をはじめ、自動車販売など幅広く取材。また自動車リサイクル法成立時の電炉業界から解体現場までをルポ。その後、同社の広告営業、新聞販売、印刷部門を担当、2006年に中部支社長、2009年執行役員編集局長に就き、2013年から特別編集委員として輸送分野を担当。2018年春から独立、NEXT MOBILITY誌の編集顧問。

片山 雅美

日刊自動車新聞社で取材活動のスタートを切る。同紙記者を皮切りに社長室支社統括部長を経て、全石連発行の機関紙ぜんせきの取材記者としても活躍。自動車流通から交通インフラ、エネルギー分野に至る幅広い領域で実績を残す。2017年以降は、佃モビリティ総研を拠点に蓄積した取材人脈を糧に執筆活動を展開中。

中島みなみ

(中島南事務所/東京都文京区)1963年・愛知県生まれ。新聞、週刊誌、総合月刊誌記者(月刊文藝春秋)を経て独立。規制改革や行政システムを視点とした社会問題を取材テーマとするジャーナリスト。

山田清志

経済誌「財界」で自動車、エネルギー、化学、紙パルプ産業の専任記者を皮切りに報道分野に進出。2000年からは産業界・官界・財界での豊富な人脈を基に経済ジャーナリストとして国内外の経済誌で執筆。近年はビジネス誌、オピニオン誌、経済団体誌、Web媒体等、多様な産業を股に掛けて活動中。

佃 義夫

1970年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として自動車全分野を網羅して担当。2000年出版局長として「Mobi21」誌を創刊。取締役、常務、専務主筆・編集局長、代表取締役社長を歴任。2014年に独立し、佃モビリティ総研を開設。自動車関連著書に「トヨタの野望、日産の決断」(ダイヤモンド社)など。執筆活動に加え講演活動も。

熊澤啓三

株式会社アーサメジャープロ エグゼクティブコンサルタント。PR/危機管理コミュニケーションコンサルタント、メディアトレーナー。自動車業界他の大手企業をクライアントに持つ。日産自動車、グローバルPR会社のフライシュマン・ヒラード・ジャパン、エデルマン・ジャパンを経て、2010年にアーサメジャープロを創業。東京大学理学部卒。

福田 俊之

1952年東京生まれ。産業専門紙記者、経済誌編集長を経て、99年に独立。自動車業界を中心に取材、執筆活動中。著書に「最強トヨタの自己改革」(角川書店)、共著に「トヨタ式仕事の教科書」(プレジデント社)、「スズキパワー現場のものづくり」(講談社ピーシー)など。