リモートロボティクスは12月1日、営業を開始した。
同社は、川崎重工業(以下「川崎重工」)とソニーグループ(以下「ソニー」)が設立した、リモートロボットプラットフォーム事業を行う新会社。社名は、ロボットの遠隔操作プラットフォームを実現することで、作業者と事業者がリモートでつながる場の提供を目的として命名されている。
2022年中の本格的なサービス提供開始をめざす一方で、本年度には川崎重工グループの株式会社アーステクニカにおける研削・研磨の作業や、川崎重工播磨工場のリサイクル用ビン選別の実証システムにおいて、リモートロボットプラットフォームを活用した実証実験を開始する予定。
川崎重工とソニーは、新会社を通じて、リモートロボットプラットフォームによる安全で安心な作業環境の構築を推進し、柔軟な働き方を実現していくとしている。
リモートロボティクス株式会社 代表取締役社長 田中宏和氏は次のようにコメントした。『新型コロナウイルス感染症の拡大により、テレワークの普及が進んだ一方で、未だリモートでの作業が困難な作業者も多くいるのが実態です。当社は、川崎重工とソニーの強みを生かしたリモートロボットプラットフォームを通じて、全ての人々が社会参加できるリモート社会の実現をめざし、新しい働き方を提案していきます。』
■新会社 概要
会社名:リモートロボティクス株式会社(Remote Robotics Inc.)
所在地:東京都港区港南1-7-1
資本金:1億円
出資比率:川崎重工業株式会社 50%、ソニーグループ株式会社 50%
代表取締役社長:田中宏和