川崎重工は9月28日、レトロスポーツ「Z650RS」の2022年モデルを2021年秋より導入国で順次発売を開始すると発表した。
「Z650RS」は、「Z900RS/Z900RS CAFE」に続く、新たなレトロスポーツモデル。レトロスポーツをカジュアルに楽しめるよう、コンパクトな車体パッケージと普遍的な美しさに現代的な要素も取り入れたレトロモダンデザインを採用している。
■主な特長
– エンジン・車体
1.低中速回転域を重視した並列2気筒エンジン
日常での扱いやすさを高めた、649cm3水冷4ストローク並列2気筒DOHC4バルブエンジンを搭載。低中速回転域におけるスムーズな出力特性と豊かなトルク、スムーズで軽快なスロットルレスポンス、優れた燃費性能を実現する。
2.バランスの良いハンドリング
軽量でスリムなトレリスフレームと、自然で軽快な乗り心地を追求したサスペンションセッティングの組み合わせにより、レトロスポーツモデルにマッチするバランスの良いハンドリングとしている。
3.リラックスしたライディングポジション
ワイドでフラットなハンドルバーを高めに配置し、アップライトなライディングポジションを実現。また、先端を絞ったシート形状や、ステップの位置を最適化することで、足元のゆとりも確保。自然で快適なライディングポジションが、幅広いライダーに扱いやすさと高いコントロール性を提供する。
4.足つき性と取り回しの良さ
スリムな車体と低く抑えたシート高による足つき性と、押し歩き時などでは軽い車重が取り回しの良さを高めている。
– スタイリング・装備
1.スリムなフューエルタンク
スリムなフューエルタンクデザインが、コンパクトな車体パッケージを実現する。
2.コンパクトで水平なテール
「Z650RS」のテールセクションは水平方向を強調したデザインとし、レトロスポーツモデルのイメージを強調。また、「Z900RS」よりも短いテールセクション、コンパクトなシートなどが、軽快でカジュアルなスタイリングに仕上げている。
3.丸型LEDヘッドライト
レトロとモダンを融合したデザインの丸型LEDヘッドライトを採用。本体は2室に分かれており、両方にポジションランプを装備することでレトロなバルブ(電球)式ヘッドライトと同様、ライト全体が点灯しているような光り方を実現する。厚みのあるヘッドライトリングにはグルービング(溝加工)が加えられ、現代的な雰囲気を加味している。
4.スポークスタイルのホイール
Z900RSのデザインを踏襲したスポークスタイルのキャストホイールは、軽量化とスタイリッシュさを両立し、デザイン性とハンドリング性能を向上させている。
5.2眼メーター+多機能型液晶インストゥルメントパネル
メーターユニットには、アナログ式のスピードメーターとタコメーターに加え、中央に多機能型液晶インストゥルメントパネルを装備。レトロな外観と現代的な機能を両立している。
■「Z650RS」概要
発売開始予定:2021年秋
導入国:欧州、アメリカ、日本、その他
カラー:
メタリックスパークブラック
キャンディエメラルドグリーン
メタリックムーンダストグレー/エボニー