Ninja H2 SX
カワサキモータースは11月24日、ミラノショーにおける出展概要を発表した。
同社は、ミラノショーにおいて「Ninja H2 SX / Ninja H2 SX SE」「VERSYS 650」の2022年ニューモデル3機種に加え、2022年の電動モーターサイクル3機種の投入予定について発表する。なお、電動モーターサイクルについての詳細情報は、2022年に改めて公開するとしている。
■「Ninja H2 SX / Ninja H2 SX SE」
Ninja H2 SX SE
・日本の量産モーターサイクルおよびスポーツツアラーモデルとして、初めてボッシュ社のARAS(アドバンスト ライダー アシスタンス システム)を搭載。ARASは、ACC(アダプティブ クルーズ コントロール)、衝突予知警報、死角検知の3つの要素からなるモーターサイクルの包括的な先進運転支援システムで、レーダーセンサー、ブレーキシステム、エンジン制御システム、HMI(ヒューマン マシン インタフェース)といった技術を組み合わせる。
・停車時にブレーキ効力をアシストするVHA(ビークル ホールド アシスト)や、ブレーキランプを点滅させて後続車に急減速を知らせるESS(エマージェンシー ストップ シグナル)といった新機能も、カワサキ車として初搭載。
・インストゥルメントパネルには、新たに6.5インチのフルカラーTFT液晶スクリーンを採用。スマートフォンとの連携に加え、新しいインフォテイメントアプリ「Kawasaki SPIN」に対応し、電話、音楽、ナビゲーションなどのスマートフォン用アプリをインストゥルメントパネルに表示・操作することが可能。
・エンジン各部の変更により、排出ガスのクリーン化や燃費の向上、中速域のトルクアップを実現。デザイン面では、アッパーカウルのデザインを変更し外観を一新したスタイリング、快適性を向上させたシート形状などを採用した。
・さらなる先進技術を搭載した「Ninja H2 SX SE」には、スタンダードモデルに加え、スカイフックテクノロジーを組み込んだ電子制御サスペンションKECS(カワサキ エレクトロニック コントロールサスペンション)を採用。また、フロントブレーキには、ブレンボ社製モノブロックキャリパーの最上級モデル「Stylema」を装備。
■「VERSYS 650」
VERSYS 650
・フロントカウルを中心に、VERSYSブランドのフラッグシップモデル「VERSYS 1000」シリーズにインスパイアされた新しいスタイリングへ変更。
・荒れた路面や滑りやすい路面などでも安定した走行をサポートするKTRC(カワサキ トラクション コントロール)を新たに装備。
・装備面では、乗車したまま簡単に高さを変更できるウインドシールドや、LEDヘッドライト、スマートフォンと連携可能な4.3インチフルカラーTFT液晶スクリーンを新採用。
・フロントカウル内に設置可能なUSB電源をはじめとしたアクセサリーも充実。