JXTGエネルギーは、海外における潤滑油事業の強化・拡大の一環として、フィリピン共和国マカティ市に昨年10月に設立した潤滑油販売会社「JX Nippon Oil and Energy Philippines(以下、NOEPH)」の営業を、1月に開始した。
フィリピンの自動車市場は、年率2%の人口増加が見込まれ、GDP成長率が6%台で推移していることから、今後の進展が期待されている。
JXTGエネルギーは、2016年5月に開設した現地事務所を通じて、フィリピン市場に関する多くの情報を収集するとともに、代理店を通じて現地市場を開拓。
今後、代理店が行ってきた事業をNOEPHに移管し、顧客の各種要望に即応できる販売体制と、配送品質の向上と全国配送を実現する配送網の構築を目指して、日系および現地企業向けに自社ブランド製品(ENEOSオイル)を含む潤滑油事業の強化を図る。
なお、JXTGエネルギーの潤滑油事業における海外拠点数は、現在(2020年1月)、製造拠点が10カ所、販売拠点が31カ所となっている。
JXTGエネルギーは、今後も需要拡大が見込まれるアジアを中心とした市場で、潤滑油事業の拡大を積極的に進めていくとしている。
[NOEPH概要]
– 会社名:JX Nippon Oil and Energy Philippines Corporation
– 所在地:フィリピン共和国 マカティ市
– 設立:2019年10月
– 資本金:約361百万円
– 出資比率:当社80%、現地代理店会長・社長それぞれ10%
– 代表者:今井 一雅(現 マニラ事務所長)
– 事業内容:フィリピンにおける潤滑油販売