JVCケンウッドは7月15日、ケンウッドブランドより、同社初のデジタルルームミラー型ドライブレコーダー「DRV-EM4700」を7月下旬より発売すると発表した。
「DRV-EM4700」は、大画面12型IPS液晶採用のデジタルルームミラーを搭載した、前後撮影対応2カメラドライブレコーダー。前方・後方の走行映像の録画はもちろん、デジタルルームミラーとしてリアカメラで撮影する映像をリアルタイムに高画質な大画面に映し出し、死角の少ない後方確認が可能となる。
現在、国土交通省は、国際基準に適合するカメラモニタリングシステムを備えることでバックミラーなどがない自動車の設計・製造を可能にしたほか、「後退時車両直後確認装置」(バックカメラ、検知システムまたはミラー)を備えなければならないとするなど、自動車の安全基準について、拡充や強化を進めている。
こうした背景から、バックカメラや電子ミラーなどによる後方確認が普及し始めたことに伴い、ドライブレコーダーにおいても映像録画だけでなく電子ミラーで後方の視界も確認できるデジタルルームミラー型が伸長してきており、今後も業界各社の参入や自動車メーカーによる標準装備の増加などにより、さらなる普及拡大が見込まれている。
そこでJVCケンウッドは、ドライブレコーダーのラインアップを強化し、この新たなジャンルへの市場ニーズに応えるため、同社初のデジタルルームミラー型ドライブレコーダー「DRV-EM4700」を発売する。
「DRV-EM4700」は、リアカメラで撮影中の映像をリアルタイムで液晶のルームミラーモニターに映し出すデジタルルームミラー型のドライブレコーダーであり、従来のルームミラーのように、ピラーなどの車体や車室内の荷物などの映り込みがないため死角が低減され、後方の視界が向上する。デジタルルームミラーには、広い視野角を持つ高画質の大画面12型IPS液晶を採用。またタッチパネルを採用し、スライド操作による表示範囲の調整や、タッチ操作による前方・後方の画面の切り替えも可能となる。
ドライブレコーダー機能としては、フロント/リアカメラともに高感度CMOSセンサー「STARVISTM」を搭載し、夜間やトンネル内など暗いシーンでも明るく鮮明な映像で前後同時撮影・録画が可能。また、国内で多い右ハンドル車のドライバーと同じ目線で録画ができる「右側カメラ仕様スライド式フロントカメラ」を採用する。さらに、万が一の際にハンドルから手を放さずに録画を開始できる音声コマンド機能や、最長24時間の駐車監視録画などにも対応している。