<CAX-DS01>
JVCケンウッドは3月4日、除菌消臭装置のラインアップとして低濃度オゾン発生器「CAX-DS01」「CAX-DM01」を3月初旬より順次発売すると発表した。
今回発売する低濃度オゾン発生器2モデルは、ケンウッドブランドより新たに市場展開する除菌消臭装置の第一弾となる。いずれも日本産業衛生学会が定める作業環境許容濃度で使用できる低濃度オゾン発生器で、多重リング式コロナ放電により、低濃度オゾンとイオンを効果的に生成・放出する。試験の結果、ウイルスやニオイの抑制が確認されている。
消臭効果
「CAX-DS01」は、車載向けとして車のダッシュボードに置けるコンパクト設計で、シガーソケットに対応し、駐車中の太陽光駆動が可能なソーラーパネルも搭載。「CAX-DM01」は、USB電源で動作し、持ち歩きも可能なポータブルタイプで、自宅やオフィスなど、さまざまな使用環境に対応している。
JVCケンウッドでは、新型コロナウイルス感染症の拡大を背景に、これまでもWith/Afterコロナ時代に向けて、監視カメラを活用したAI検温ステーションや抗菌・抗ウイルストランシーバー、感染症対策用防水型のキーボードやマウスなど事業活動継続のためのさまざまなソリューションを提案。そして、新たに空間へのソリューション提供に向けて、2021年3月より除菌消臭装置の投入を通じて、空気清浄分野に参入することを発表している(1月29日報道発表)。
■2モデル共通の主な特長
(1)多重リング式コロナ放電により、低濃度オゾンとイオンを効果的に生成・放出
受電極の形状を一般的な円筒状や板状ではなく、同心円状の多重リングに配置した多重リング式を採用し、CAX-DS01」は3つの電極を搭載、「CAX-DM01」は1つの電極を搭載している。これにより、同時多重放電を可能とし、低濃度オゾンとイオンを効果的に生成する。また、連鎖的に起こるコロナ放電により、強いイオン風を発生させ、生成された低濃度オゾンやイオンを従来の一般的な構造比で約5倍(JVCケンウッド調べ)の強さで放出することが可能。
(2)低濃度オゾンとイオンにより、ウイルスやニオイなどの有害物質を効果的に抑制
低濃度オゾンとイオンが、空気中に漂う目に見えない多種多様なウイルスや菌、ニオイのもとに反応することで有害物質を効果的に抑制する。
(3)ファンレスを実現し、静かに快適な使用が可能
多重リング式コロナ放電によって発生する強力なイオン風により、空間に低濃度オゾンとイオンが放出されるのでファンが 無く、静かに快適な使用が可能。
(4)フィルターの交換は不要でお手入れが簡単
お手入れは、電極プレートの水洗いと針電極の乾拭きだけ(月1~2回が目安)で済み、フィルター交換は不要。
CAX-DM01