JVCケンウッドは1月14日、東京ビッグサイトで開催される「第14回 オートモーティブ ワールド ―クルマの先端技術展―」に出展すると発表した。
今回同社ブースは、同展示会の構成展である「第2回 MaaS EXPO ―統合型モビリティサービス[開発]・[活用]展―」に設置し、昨今の車両管理や運行管理におけるさまざまな課題解決に向けた汎用性の高いテレマティクスソリューションを提案する。新たなテレマティクスサービスの開発を短期間で可能にする通信型ドライブレコーダーのSDKをはじめ、通信機能を搭載したアルコール検知器や、通信型ドライブレコーダーのエッジAIカメラ化による新サービスなどを展示し、事業者からエンドユーザーまで幅広く活用できる商品やソリューションを紹介する。
■主な展示内容
1.新たなテレマティクスサービスの開発を短期間で可能にする通信型ドライブレコーダーのSDKを展示
IoT・AIベースの新たなテレマティクスサービスの開発を短期間で可能にする通信型ドライブレコーダーのSDK(Software Development Kit)を展示。ADAS(安全運転支援機能)やDMS(ドライバーモニタリング機能)といったドライブレコーダーとしての機能を備えるとともに、顧客のニーズに応じて外部システムとの連携を自由にカスタマイズできるため、スピーディーなテレマティクスサービスの開発とサービスインを実現する。
2.段階的な法改正に対応した、事業者が記録・管理しやすい通信機能を搭載したアルコール検知器(参考出品)
2022年4月より、安全運転管理者による運転者の運転前後のアルコールチェックが義務化される改正道路交通法が段階的に施行され、同年10月からは運転者の酒気帯びの有無を、アルコール検知器を用いて検査することが必須となる。この法改正に対応し、対象となる事業者が検査結果を記録・管理しやすい通信機能を搭載したアルコール検知器を参考出品する。
3.ドライブレコーダーのエッジAIカメラ化による、「産業分野」での活用提案(参考出品)
ドライブレコーダーに人や物体の検出や人数カウントなどの基本的なAIアプリケーションを搭載し、エッジAIカメラ化したデモンストレーションを行う。既存のドライブレコーダーにそれぞれの分野に適した各種機能を付加し、エッジAIカメラ化することで、車載機器としてだけでなく、「産業分野」で活用できる新たなソリューションとして提案する。また、エッジAIカメラをクラウド上の管理プラットフォームから遠隔監視・管理するデモンストレーションも行う。
4.バイク用ドライブレコーダーを活用した、事業者向けバイク事故削減ソリューション(参考出品)
バイクでの配達などの事業・サービスを展開している事業者向けに、バイク事故削減に寄与するバイク用ドライブレコーダーを活用したソリューションを参考出品する。走行時の映像を録画することはもちろん、前後2カメラで録画した映像や、速度、衝撃値、走行経路といった走行データを専用のPCビューアで確認できる。事業者が記録されたデータを運転者の運転指導に役立てることで事故削減に繋がるほか、事故発生時の記録保全(衝撃録画)にも役立つ。ドライブレコーダーの機能としては、同社がこれまで培ってきた自動車用ドライブレコーダーでの技術を生かししつつ、耐振動や耐高温、防水・防塵(IP66/67相当)性能を備え、フルHD画質/広角撮影、HDR対応、電子式手ブレ補正機能などによる高品質な映像記録を実現している。
5.海外フリートマネジメント事業者向けビデオテレマティクスサービス(参考出品)
通信型ドライブレコーダーを活用し、ドライバー向けセキュリティシステムをベースとした海外フリートマネジメント事業者向けビデオテレマティクスサービスを紹介する。海外の大手配車サービス会社でも実績があり、当社独自のテレマティクス技術により、公開可能なWEB APIを備えた柔軟なシステム構成で、車やドライバーの見える化を可能としており、既存の車両運行システムにもオプション機能として簡単に追加することができる。
6.車内を快適な空間にする低濃度オゾン発生器
さまざまな販売チャネルで採用実績のある低濃度オゾン発生器2モデルを展示する。車のダッシュボードに置けるコンパクト設計で、シガーソケットに対応し、ソーラーパネルも搭載した車載タイプの「CAX-DS01」と、USB電源で動作し、持ち歩きにも便利なポータブルタイプの「CAX-DM01」を体感できる。With/Afterコロナ時代に向けたアイテムとして提案する。
■「オートモーティブワールド」の概要
開催時期:1月19日(水)~21日(金)
主催:RX Japan株式会社
会場:東京ビッグサイト