ジェイテクトは3月4日、一般社団法人日本機械工業連合会主催の令和2年度優秀省エネ機器・システム表彰において、最も優秀な経済産業大臣賞を受賞したことを発表した。
同社によると、機械消費エネルギーおよび機械スペースに大きく影響するといし軸の省エネ・小型化を開発することで、高い経済性のある製品の販売を実現したことが評価された。
ジェイテクトは、工作機械技術をTOYODA ADVANCED KEY TECHNOLOGYの頭文字とTACTICS(戦略)を掛け合わせた造語”TAKTICA(タクティカ)”と総称。高精度化を進める技術で差別化を図り、顧客のビジネスに新しい価値を提供することを目指しているという。
■受賞製品と主な特長
– 受賞製品
製品名:
CBNカムシャフト研削盤
機種名:
GC20S(https://toyoda.jtekt.co.jp/products/grind_pages/gc20s.html)
GL32S(https://toyoda.jtekt.co.jp/products/grind_pages/gl32s.html)
– 主な特長
①といし軸軸受の小型化、ダイレクトドライブ方式のモータによる伝達効率向上、といし台軽量化により、省エネ化を実現。機械消費エネルギーを従来機比24%削減し、顧客の電力消費量削減に貢献する。
②といし軸およびといし台の小型・軽量化により、運動性能を向上させ、高速かつ高能率な加工を実現。加工時間を従来機比10%短縮し、顧客のMCT削減に貢献する。
③各装置の小型化,有効配置により省スペース化を実現。機械のフロアスペースを従来機比35%削減し、顧客の工場設備(空調・照明など)省エネ・省スペース化に貢献する。