ジェイテクトは12月3日、高耐熱リチウムイオンキャパシタが、中日新聞社主催第35回中日産業技術賞において経済産業大臣賞を受賞したことを発表した。
中日産業技術賞は、日本経済の根幹をなす産業技術の発展に資することを目的に、1986年（昭和61年）に創設された。学識経験者で構成される専門委員会、選考委員会での審査によって受賞企業が決定する。
高耐熱リチウムイオンキャパシタは、二次電池に分類される蓄電デバイス。電気の出入り（放電・充電）が非常に早く、出力密度に優れている。また、繰り返し充放電による性能劣化が少なく、電池寿命が長いことなどが特長。ジェイテクトは独自技術により従来のキャパシタの動作温度範囲を凌駕する-40～85℃を実現し、電圧制御をすることで100℃まで使用可能な電池とした。
今回、高耐熱リチウムイオンキャパシタは以下の内容で評価され経済産業大臣賞を受賞したとしている。
・長寿命でメンテナンスフリー、且つパワーがある蓄電装置
・耐熱性、耐久性と出力の高さ
・高い安全性
