ジェイテクトは、新規事業として製造業マッチングクラウドサービスの「ファクトリーエージェント」のトライアルキャンペーンを開始した。
2017年4月に新規事業推進部を組織し、既存事業とは異なる新たな領域の開拓を行うジェイテクトでは、少子高齢化・環境・エネルギー問題といった将来の社会課題に対するニーズとジェイテクトの既存事業で培った技術やノウハウといったシーズを掛け合わせ、新規事業の立ち上げを推進。
第1弾として、パワーアシストスーツ「J-PAS」の販売を昨年8月から開始し、このほど第2弾として製造業マッチングクラウドサービスを立ち上げた。
ファクトリーエージェントは、ウェブサイトを用いた製造業の受発注マッチングクラウドサービスで、利用者がサイト上で図面や加工要件を登録すると、受注候補となる企業をリスト化し、利用者はリストの中から見積などを比較しオンライン上で発注し、後日納品。日本国内を対象に、見積依頼から決済までをワンストップで提供する。
サービスは、まずβ版として、国内市場の板金・プレス加工のみを対象とし、1日最大5件までの見積依頼受付でトライアルキャンペーンと題したテスト運用を開始。ノウハウの蓄積と十分なシステム化、加工領域の拡充に向け、2019年度中に本格稼働を予定している。