ジェイテクトは1月24日、軸受再使用技術を確立したと発表した。
軸受は様々な使用条件・使用箇所にて使用されており、現状は、比較的寿命に余裕がある場合でも軸受は点検時に全数廃却されている。
ジェイテクトは、建設機械・農業機械車両のライフサイクルコストにつながるリマニュファクチャリングへの取り組みを進め、ジェイテクトが持つ寿命予測技術や軸受再組付けが可能となる保持器の開発など、軸受再使用技術を確立した。
■課題と取り組み
検討を進める中、次の課題に対し取り組み実施した。
<課題①>
顧客での再使用可否の判断が困難
<課題①への取り組み>
a.疲労度解析技術による軸受余寿命の定量化
b.再使用判断基準の確立
<課題②>
金属製保持器では現地での再組付が困難
<課題②への取り組み>
c.軸受再使用工法の確立が可能となる保持器の開発
■再使用フローの確立
ライフサイクルコスト低減に貢献することが可能な軸受交換フローを確立した。