ジェイテクトは、自動車部品で培った安全技術とJ-PASのヒトへのアシスト制御技術を活かし、介護機器「J-Walker テクテック」の開発に着手し、新たに介護事業に参入する。
ジェイテクトでは、2017年4月に新規事業推進部を組織し、既存事業とは異なる新たな領域の開拓を行っている。
新規事業推進部では、少子高齢化・環境・エネルギー問題といった将来の社会課題に対するニーズと同社既存事業で培った技術やノウハウといったシーズを掛け合わせ、新規事業の立ち上げを推進し、昨年8月には、パワーアシストスーツ「J-PAS」を販売。
今回、自立歩行支援を目的とした介護機器の開発に着手する。
J-Walker テクテックは、自立歩行が困難になってきた要介護者の歩行支援を促し、自立度を向上することを目的に、トレーニング機能を搭載。介護施設および家庭での使用を想定し、2020年度の販売開始を目指し開発を進める。
また今後、ジェイテクトは、自立支援歩行器を皮切りに介護業界に参入。同製品に加え、製品・サービスを充実させ、介護領域でのNo.1&Only Oneの価値を提供していくとしている。
なお、J-Walker テクテックに関する詳しい内容は、今年秋頃には発表される予定だ。
[介護機器開発の概要]
– 商品コンセプト:Human Harmonics 人と機械[モノ]の調和
– 商品名:J-Walker テクテック
– キャッチコピー:いつもの歩行器にウォーキング理論をプラス