高圧水素供給バルブ
ジェイテクトは12月24日、同社が新開発した「高圧水素供給バルブ」と「減圧弁」が、2020年12月9日発売のトヨタ自動車の燃料電池自動車(FCV) 新型「MIRAI」に搭載されたと発表した。
同社では2014年に発売された初代「MIRAI」にも製品を供給しているが、今回の新開発品は、FCVの本格量産に向け、スマート工法採用により造りやすさを向上させている。また、スマート設計により部品点数の削減(約30%減)などを図り、小型・軽量化を実現するとともに性能を高め、燃費向上や製品の耐久性を高めた。
◾️開発品の性能(当社従来品比)
<水素供給流量>
高圧水素供給バルブ・・・43%増
減圧弁・・・・・・・・・21%増
<軽量化>
減圧弁・・・38%減
<耐久性>
減圧弁作動耐久性向上
<その他>
国連規則(UNR)※に適合
※:装置単位ベースでの相互認証
◾️搭載製品の役割
高圧水素供給バルブ :燃料電池自動車の燃料となる高圧水素が貯蔵されているタンクに装着され、高圧水素を封止/供給
減 圧 弁 :バルブから供給された高圧水素を下流のスタックで使用可能な圧力まで減圧
◾️高圧水素バルブ、減圧弁搭載図