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2018年2月26日【自動車部品】

ジヤトコ、中国でのCVT累計生産台数500万台を達成

NEXT MOBILITY編集部

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自動変速機(AT・CVT)の専門メーカー、ジヤトコは、同社の中国における生産子会社であるジヤトコ(広州)自動変速機有限公司(ジヤトコ広州)のCVT(無段変速機)累計生産台数が、1月に500万台に達したと、2月26日に発表した。

 

これは、中国市場進出10年で達成した成果となる。

Jatco・ジャトコ・ロゴ

ジヤトコ広州は、2007年にジヤトコの中国の生産拠点として設立され、2009年に生産を開始。

 

「中国で聴き、中国で考え、中国で実践する」という方針の下、2012年には、中国市場のニーズに迅速に応え、高品質な製品提供のため、ジヤトコ広州に品質技術センターが設立された。

 

現在ではこの拠点が、市場調査、開発、生産、販売、市場品質保証等の機能を有する、グローバル戦略における重要な地位を占めていると云う。

 

また2015年には、同社において、海外拠点での量産機種立ち上げ初となる、世界最大変速比幅8.7の「Jatco CVT7 W/R」の量産を開始。

 

2016年度には、生産台数は94万台。グローバルでのCVTのシェアーは、およそ20%となった。

 

現在、ジヤトコ広州は、従業員2,000人超、「Jatco CVT7」、「Jatco CVT8」の両機種を、年間100万台規模で生産している。

 

ジヤトコ広州総経理の秋山佳信は、中国でのCVT累計生産台数500万台達成に際して、以下のように述べている。

 

「ジヤトコ広州は、設立10年を経て優れた生産技術を習得し、ジヤトコの主力製品であるCVTを全世界へ送り出す重要な役割を担うようになりました。500万台達成という地点に立ち、これからも新たな気持ちで卓越した技術力を更に向上させ、業績を伸ばしていきます。また、環境性能と動力性能を高次元で両立させることが可能な品質の高い製品を生産することで、中国CVT市場の発展をリードし、中国自動車産業の発展に貢献していきます」

 

 

[ジヤトコ(広州)自動変速機有限公司の概要]

 

ジヤトコ株式会社の中国生産拠点として2007年4月13日中国広東省広州市に設立。2009年4月に生産開始。

 

・投資額:1.8億人民元
・資本構成:ジヤトコ株式会社100%
・敷地面積:15万平方メートル
・従業員数:2017人(2017年3月末時点)

 

 

[参考:ジヤトコ広州累計生産500万台への推移]

 

<年月、累計生産台数>
2009年9月、10万台
2013年4月、100万台
2014年7月、200万台
2016年1月、300万台
2017年3月、400万台
2018年1月、500万台

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坂上 賢治

NEXT MOBILITY&MOTOR CARS編集長。日刊自動車新聞を振り出しに自動車産業全域での取材活動を開始。同社の出版局へ移籍して以降は、コンシューマー向け媒体(発行45万部)を筆頭に、日本国内初の自動車環境ビジネス媒体・アフターマーケット事業の専門誌など多様な読者を対象とした創刊誌を手掛けた。独立後は、ビジネス戦略学やマーケティング分野で教鞭を執りつつ、自動車専門誌や一般誌の他、Web媒体などを介したジャーナリスト活動が30年半ば。2015年より自動車情報媒体のMOTOR CARS編集長、2017年より自動車ビジネス誌×WebメディアのNEXT MOBILITY 編集長。

松下次男

1975年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として国会担当を皮切りに自動車販売・部品産業など幅広く取材。その後、長野支局長、編集局総合デスク、自動車ビジネス誌MOBI21編集長、出版局長を経て2010年論説委員。2011年から特別編集委員。自動車産業を取り巻く経済展望、環境政策、自動運転等の次世代自動車技術を取材。2016年独立し自動車産業政策を中心に取材・執筆活動中。

間宮 潔

1975年日刊自動車新聞社入社。部品産業をはじめ、自動車販売など幅広く取材。また自動車リサイクル法成立時の電炉業界から解体現場までをルポ。その後、同社の広告営業、新聞販売、印刷部門を担当、2006年に中部支社長、2009年執行役員編集局長に就き、2013年から特別編集委員として輸送分野を担当。2018年春から独立、NEXT MOBILITY誌の編集顧問。

片山 雅美

日刊自動車新聞社で取材活動のスタートを切る。同紙記者を皮切りに社長室支社統括部長を経て、全石連発行の機関紙ぜんせきの取材記者としても活躍。自動車流通から交通インフラ、エネルギー分野に至る幅広い領域で実績を残す。2017年以降は、佃モビリティ総研を拠点に蓄積した取材人脈を糧に執筆活動を展開中。

中島みなみ

(中島南事務所/東京都文京区)1963年・愛知県生まれ。新聞、週刊誌、総合月刊誌記者(月刊文藝春秋)を経て独立。規制改革や行政システムを視点とした社会問題を取材テーマとするジャーナリスト。

山田清志

経済誌「財界」で自動車、エネルギー、化学、紙パルプ産業の専任記者を皮切りに報道分野に進出。2000年からは産業界・官界・財界での豊富な人脈を基に経済ジャーナリストとして国内外の経済誌で執筆。近年はビジネス誌、オピニオン誌、経済団体誌、Web媒体等、多様な産業を股に掛けて活動中。

佃 義夫

1970年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として自動車全分野を網羅して担当。2000年出版局長として「Mobi21」誌を創刊。取締役、常務、専務主筆・編集局長、代表取締役社長を歴任。2014年に独立し、佃モビリティ総研を開設。自動車関連著書に「トヨタの野望、日産の決断」(ダイヤモンド社)など。執筆活動に加え講演活動も。

熊澤啓三

株式会社アーサメジャープロ エグゼクティブコンサルタント。PR/危機管理コミュニケーションコンサルタント、メディアトレーナー。自動車業界他の大手企業をクライアントに持つ。日産自動車、グローバルPR会社のフライシュマン・ヒラード・ジャパン、エデルマン・ジャパンを経て、2010年にアーサメジャープロを創業。東京大学理学部卒。

福田 俊之

1952年東京生まれ。産業専門紙記者、経済誌編集長を経て、99年に独立。自動車業界を中心に取材、執筆活動中。著書に「最強トヨタの自己改革」(角川書店)、共著に「トヨタ式仕事の教科書」(プレジデント社)、「スズキパワー現場のものづくり」(講談社ピーシー)など。