ITソリューションプロバイダの日本システムウエア(NSW)は、オートモーティブ分野において、NVIDIA製プラットフォームをベースとした自動運転・ADAS開発向けスターターキットの提供を1月19日から開始する。
自動運転・ADAS開発向けスターターキットは、自動運転・ADAS(※)開発に必要なハードウェアと、その上で動作するソフトウェアで構成され、サポートも含まれていると云う。
また、顧客に速やかな環境構築を提供するだけでなく、エッジデバイスからクラウド環境まで段階的な検証環境を用意し、AI(人工知能)やディープラーニングなど、GPGPU(※)を活用した将来的な研究開発をワンストップで支援するとしている。
[スターターキットの構成]
①NVIDIA製品を用いたハードウェア環境のセットアップ
-「Jetson TX2」「DRIVE PX 2」などNVIDIA製品上での環境構築・検証
-自律走行ロボット開発キット「VEK-AI 2」の提供
-上記に関連したテクニカルサポート、カスタマイズに関する受託
②自動運転・ADAS開発におけるソフトウェア開発支援ソリューション
-アルゴリズム検証
-アプリケーション開発、評価など
※GPGPU(General-Purpose computing on Graphics Processing Units):GPUを活用した汎用計算技術。
※ADAS(Advanced Driver Assistance System):先進運転支援システム。
また、同スターターキットの提供にあたり、NVIDIA製品の販売代理店であるマクニカ、「VEK-AI 2」の製造元のエンルートラボとの協業により、自動運転車・コネクティッド・カーの普及を目指す顧客のプロジェクトサイクルをサポートするとしている。
NSWでは、同スターターキットを自動車メーカーや自動車部品サプライヤー、建機・特殊車両メーカー、モビリティサービス事業者をターゲットにソリューション展開していくとしている。
自動運転・ADAS開発向けスターターキット:http://www.nsw.co.jp/solution/detail.html?ssid=starterkit_autonomous_cars