自動販売機一体型IoT デジタルサイネージのビジネスモデル
IoT によるビジネス変革を推進しているYE DIGITALは、広島電鉄と伊藤園と協力し、広島電鉄が運営管理する広電西広島電停において、2021 年 1 月より、モビリティサイネージクラウド「MMvision」を導入し、飲料水自動販売機と IoT デジタルサイネージの一体運用を開始すると、12月17日発表した。
モビリティサイネージクラウド「MMvision」とは、時刻表や公共交通の運行情報配信は勿論のこと、その他の告知文や広告などをリアルタイムに表示できる機能を有するデジタルサイネージ配信プラットフォーム。交通事業者の時刻表や掲示物の管理にかかる手間を削減できるほか、豊富な情報発信で利用者へのサービス向上できるツールとして、現在注目を浴びている。また、IoT 技術により、デジタルサイネージの稼働状況を遠隔監視、データ更新等も全て遠隔操作ができることから、メンテナンス負担の軽減、加えて、広告代理店向け機能を有していることから、公共交通事業者様の新たな収益源の創出が可能となる。
■コロナ禍で苦しむ交通事業者の初期投資を「大幅軽減」
高齢者の免許返納やコンパクトシティなどの政府が示すビジョンでは、公共交通の維持発展が欠かせず、マイカーを保有していない人々にも、ユニバーサルデザイン(バリアフリー)を整備し、移動の自由が担保される社会づくりが肝要となる。しかしながら、公共交通業界はいま、コロナ禍による輸送人員減少により、新規の投資余力が落ち込んでいる。
今回の自動販売機一体型 IoT デジタルサイネージは、初期投資費用を、自動販売機の設置コストとして、伊藤園が負担し、飲料水売上収入から初期投資費用の回収を図る。また、デジタルサイネージに表示する広告収入は、交通事業者(広島電鉄)での、収益計上が可能。
■自動販売機一体型IoT デジタルサイネージのビジネスモデル
YE DIGITALは、より活気あふれる街づくりに向け、スマートバス停クラウド「MMsmartBusStop」に加え、バス停以外にも展開可能な、モビリティサイネージクラウド「MMvision」の導入事例を積み重ね、販売パートナー様や事業共創パートナー様と共に、お客様利便性の拡充と公共交通ネットワークの発展に貢献するとしている。
■広島電鉄様、IoT デジタルサイネージの設置場所について
対象電停:広電西広島電停(広島市西区己斐本町一丁目)
稼働日:2021年1月
機能:
・路面電車運行情報の表示
・お知らせ文(ダイヤ改正・イベント情報等)の表示
・動画/静止画広告の表示
■表示レイアウトについて(レイアウトは変更する場合がある。)