いすゞ自動車(以下「いすゞ」)は1月27日、商用車の向けの新たなサービスとして、運行管理スマートフォンアプリ「MIMAMORIドライバー向けアプリ」を、2022年3月1日より、全国一斉に運用を開始すると発表した。
「MIMAMORI ドライバー向けアプリ」は、商用車テレマティクス「MIMAMORI」と連携したスマートフォンアプリ。新しいサービスとして、運行前の日常点検と荷役作業の機能を追加し、このアプリを利用することで確認作業を効率化することができるという。
日常点検機能は、2019年に発表した日常(運行前)点検アプリ「PRE START CHECK」のトライアルを通じて改良を重ねたもので、これまで二人で実施していた点検作業を一人で行うことが可能になり、省人化と作業時間の短縮を図る。更に、スマートフォンで点検データの記録管理を可能とした。また、従来の「MIMAMORI」の機能である労務管理、位置情報も利用することができる。
■機能概要
(1)日常点検
車外からスマートフォンでターンシグナルランプやヘッドランプ、クリアランスランプ、ストップランプの灯火を操作し、目視確認を実施することで、一人作業が可能となる。アプリ内に記録された結果は、「MIMAMORI」との連携により帳票として出力することが可能。また、作業点検手順もアプリ内で確認できるため、点検に不慣れなドライバーでも、正しい点検を行うことができる。
(2)荷役作業
2019年「貨物自動車運送事業輸送安全規則」改定に伴い、荷待時間や荷役作業の記録、荷主の確認・署名ができる。これらの記録、荷主の署名は、「MIMAMORI」の運転日報に自動的に反映する。
(3)労務管理
勤務状況をドライバー自身で確認することができる。前回までの勤務実績を基に、一日あたり、一週間あたりの運転時間や必要な休息時間等が一目で分かるようになる。
(4)位置情報
目的地までの最短ルートや所要時間等を確認できる。地図上には自分の車両だけでなく、同じ事業所内の他の車両、渋滞情報、降水情報、いすゞのサービス拠点、大型車通行可能道路等も確認できる。
■サービス提供開始日(予定)
2022年3月1日
■利用料金
月額110円(税込)