本田技研工業の米国現地法人アメリカン・ホンダモーターは米国西海岸時間の11月30日、CR−Vをベースとした新型FCEV( 燃料電池車 )の生産を2024年から開始する。( 坂上 賢治 )
ちなみに今年夏に米国で発表された新型CR−Vをベースに開発される新型FCEVは、FCEVならではの短時間で水素を充填でき長距離走行できる特長に、家庭や街中で充電できるプラグイン機能を追加したモデルとなる見込みだ。
NSX生産時のパフォーマンス・マニュファクチュアリング・センター( PMC )
なお新型FCEVを生産は、米国オハイオ州メアリズビルの四輪車生産拠点パフォーマンス・マニュファクチュアリング・センター( PMC )が担う。
PMCは予てより最高レベルでの品質とクラフトマンシップを実現する少量生産に最適な生産設備を備えており、熟練した技術者が持つ職人の技と先進生産技術の融合させて、2代目NSXが生産されてきた拠点だ。
こうしたPCMの特長は、特殊な組み立て工程を必要とするFCEVの生産にも適しているため、新型FCEVの生産を来たる2024年から担うことになった。
北米内の工場に於いて生産される現行のCR−V
新型FCEVのベースシャシーとなる現行のCR−Vは、過去25年間でアメリカで最も売れたクロスオーバーの第6世代にあたるモデルで、CR−Vの中でもハイブリッド車の生産は2022年10月からカナダで始動。現在はインディアナ州ディケーター郡とオハイオ州メリーズビルの工場でも同様のモデルが製造されている。