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2021年1月29日【経済・社会】

ホンダ、原付二種スクーターの「ディオ110」を刷新

NEXT MOBILITY編集部

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Dio110(パールジャスミンホワイト)

 

 

Hondaは1月29日、原付二種スクーター「Dio110」をフルモデルチェンジし、2月25日に発売すると発表した。

 

今回、Dio110に搭載した新設計の空冷・4ストローク・OHC・109cc単気筒エンジン「eSP」※は、圧縮比を高めたコンパクトな燃焼室とし、エンジンをロングストローク化することで燃費性能をより高めるなど、力強い走りと環境性能を高次元で両立。また、新設計フレーム「eSAF」※2は、プレス材に高張力鋼板を使用し、レーザー溶接などの最新技術を採用した、高剛性かつ軽量なフレームとした。さらに、Honda SMART Keyシステムや、低燃費運転をサポートするECOインジケーターを採用するなど、使い勝手を高める装備をより充実させたとしている。

 

※1 eSP:enhanced(強化された、価値を高める)Smart(洗練された、精密で高感度な)Power(動力、エンジン)の略で、低燃費技術やACGスターターなどの先進技術を採用し、環境性能と動力性能を高めたスクーター用エンジンの総称。

※2 eSAF:enhanced(強化された、価値を高める)Smart(洗練された、精密で高感度な)Architecture(構造、構成)Frame(車体、フレーム)の略。

ホンダ・ロゴ

Dio110(マットスターリーブルーメタリック)

 

 

■販売計画台数(国内・年間)

3,600台

 

■メーカー希望小売価格(消費税10%込み)

– Dio110(パールジャスミンホワイト、ディセントシルバーメタリック)

242,000円(消費税抜き本体価格 220,000円)

– Dio110(マットスターリーブルーメタリック、マットギャラクシーブラックメタリック)

245,300円(消費税抜き本体価格 223,000円)

* 価格(リサイクル費用を含む)には保険料・税金(消費税を除く)・登録などに伴う諸費用は含まれていない

 

 

■Dio110の主な特徴

新設計のエンジンeSP

エンジンは、燃焼効率をより向上させた新設計のeSPを搭載。燃焼室をコンパクト化し圧縮比を高め、内径×行程を変更することでロングストローク化。低・中回転域の出力およびトルクを向上させ、軽快で力強い走りとした。また、駆動系には、エンジンからの動力をより効率的に後輪に伝達するため、ダブルコグベルトを採用することで、低燃費化に寄与している。

 

最新技術を採用し、高剛性・軽量化を実現した新設計フレームeSAF

フレームには、高張力鋼板(ハイテン材)を使用し、高剛性かつ軽量化した新設計フレームeSAFを採用。従来の鋼管フレームから加工精度の高いプレス成型とし、成型した骨格の溶接をレーザーで行っている。また、プレス成型の利点を活かし、縦方向からの外力に強いフレームとすることで、サスペンションが路面から受ける衝撃の吸収力をより高めるなど、軽量化と相まって、快適で軽快な走行を実現している。

 

充実した魅力的な装備

今回新たに採用したHonda SMART Keyシステムは、スマートキー自体を取り出すことなく、メインスイッチノブの解施錠を可能としている。また、今回フタ付きのフロントインナーボックスを新たに採用するとともに、メーターには、低燃費走行をサポートするECOインジケーターや走行距離などを表示する液晶ディスプレイをアナログメーター内に採用することで使い勝手をより向上させた。

 

走りの進化にあわせ、アクティブで上質感のあるスタイリング

スタイリングは、ダイナミックなボディーラインでよりアクティブさを表現し、マフラーカバーやフロアステップなどに、幾何学模様を施すことで、上質感を演出した。カラーリングは全4色の設定で、さわやかな印象の「パールジャスミンホワイト」、洗練された印象の「ディセントシルバーメタリック」のほか、落ち着いた印象の「マットスターリーブルーメタリック」、精悍な印象の「マットギャラクシーブラックメタリック」のマットカラータイプも設定。マットカラータイプ専用の仕様として、車体後方側面に立体エンブレムを、シートにグレーのステッチを施すことで特別感を演出している。

 

 

Dio110(ディセントシルバーメタリック)

Dio110(マットギャラクシーブラックメタリック)

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坂上 賢治

NEXT MOBILITY&MOTOR CARS編集長。日刊自動車新聞を振り出しに自動車産業全域での取材活動を開始。同社の出版局へ移籍して以降は、コンシューマー向け媒体(発行45万部)を筆頭に、日本国内初の自動車環境ビジネス媒体・アフターマーケット事業の専門誌など多様な読者を対象とした創刊誌を手掛けた。独立後は、ビジネス戦略学やマーケティング分野で教鞭を執りつつ、自動車専門誌や一般誌の他、Web媒体などを介したジャーナリスト活動が30年半ば。2015年より自動車情報媒体のMOTOR CARS編集長、2017年より自動車ビジネス誌×WebメディアのNEXT MOBILITY 編集長。

松下次男

1975年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として国会担当を皮切りに自動車販売・部品産業など幅広く取材。その後、長野支局長、編集局総合デスク、自動車ビジネス誌MOBI21編集長、出版局長を経て2010年論説委員。2011年から特別編集委員。自動車産業を取り巻く経済展望、環境政策、自動運転等の次世代自動車技術を取材。2016年独立し自動車産業政策を中心に取材・執筆活動中。

間宮 潔

1975年日刊自動車新聞社入社。部品産業をはじめ、自動車販売など幅広く取材。また自動車リサイクル法成立時の電炉業界から解体現場までをルポ。その後、同社の広告営業、新聞販売、印刷部門を担当、2006年に中部支社長、2009年執行役員編集局長に就き、2013年から特別編集委員として輸送分野を担当。2018年春から独立、NEXT MOBILITY誌の編集顧問。

片山 雅美

日刊自動車新聞社で取材活動のスタートを切る。同紙記者を皮切りに社長室支社統括部長を経て、全石連発行の機関紙ぜんせきの取材記者としても活躍。自動車流通から交通インフラ、エネルギー分野に至る幅広い領域で実績を残す。2017年以降は、佃モビリティ総研を拠点に蓄積した取材人脈を糧に執筆活動を展開中。

中島みなみ

(中島南事務所/東京都文京区)1963年・愛知県生まれ。新聞、週刊誌、総合月刊誌記者(月刊文藝春秋)を経て独立。規制改革や行政システムを視点とした社会問題を取材テーマとするジャーナリスト。

山田清志

経済誌「財界」で自動車、エネルギー、化学、紙パルプ産業の専任記者を皮切りに報道分野に進出。2000年からは産業界・官界・財界での豊富な人脈を基に経済ジャーナリストとして国内外の経済誌で執筆。近年はビジネス誌、オピニオン誌、経済団体誌、Web媒体等、多様な産業を股に掛けて活動中。

佃 義夫

1970年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として自動車全分野を網羅して担当。2000年出版局長として「Mobi21」誌を創刊。取締役、常務、専務主筆・編集局長、代表取締役社長を歴任。2014年に独立し、佃モビリティ総研を開設。自動車関連著書に「トヨタの野望、日産の決断」(ダイヤモンド社)など。執筆活動に加え講演活動も。

熊澤啓三

株式会社アーサメジャープロ エグゼクティブコンサルタント。PR/危機管理コミュニケーションコンサルタント、メディアトレーナー。自動車業界他の大手企業をクライアントに持つ。日産自動車、グローバルPR会社のフライシュマン・ヒラード・ジャパン、エデルマン・ジャパンを経て、2010年にアーサメジャープロを創業。東京大学理学部卒。

福田 俊之

1952年東京生まれ。産業専門紙記者、経済誌編集長を経て、99年に独立。自動車業界を中心に取材、執筆活動中。著書に「最強トヨタの自己改革」(角川書店)、共著に「トヨタ式仕事の教科書」(プレジデント社)、「スズキパワー現場のものづくり」(講談社ピーシー)など。