本田技研工業株式会社(本社:東京都港区、社長:八郷隆弘)は10月30日、2018年度上期連結決算の概況(2018年度第2四半期連結累計期間/2018年4月1日から2018年9月30日までの6ヵ月間)を発表した。(坂上 賢治)
それによると連結売上収益は、全ての事業での増加等で7兆8,658億円と前年同期比5.0%の増収となった。これに沿って営業利益は、インドやベトナムなど主にアジア地域での二輪車の好調な販売による売上変動に加え、構成差に伴う利益増やコストダウン効果に良好な結果となった。なおここには前年同期に集団訴訟和解金が含まれていたことも手伝い5,138 億円と前年同期比21.7%の増益となっている。
税引前利益は6,413 億円と前年同期比11.0%の増益。親会社の所有者に帰属する四半期の利益でも4,551億円と前年同期比19.3%の増益となった。
この結果、連結売上収益、営業利益、税引前利益、親会社の所有者に帰属する四半期利益は、第2四半期連結累計期間としては過去最高を記録した。
また連結会計年度(2018年4月1日から2019年3月31日までの12ヵ月間)の連結業績の見通しとしても、二輪事業の販売台数増や各事業での体質改善が進んだことによる利益の増加と為替影響などが反映され、前回公表値から修正されている。
その売上収益は3,500億円増収の15兆8,000億円。営業利益は800億円増益の7,900億円。親会社の 所有者に帰属する当期利益は600億円増益の6,750億円とした。最後に第2四半期末配当金は1株当たり28円(対前年同期4円増配)とし、年間配当金の予想は1株当たり111円(対前年度 11 円増配)としている。
第2四半期連結累計期間の実績は以下の通り
2018年度(2019 年3月期)通期連結業績見通しは以下の通り