ホンダは3月8日、ガーナの四輪車生産現地法人“ホンダマニュファクチュアリングガーナ(Honda Manufacturing Ghana/以下、HMG)”が現地時間の7日、テマにある工場で生産開始の記念式典を開催したことを発表した。
ホンダでは、2013年にナイジェリアに四輪事業の現地法人を設立し、その2年後の2015年に四輪車の生産を開始。また、1997年からディストリビューターを通じて四輪車を販売してきたガーナに、2019年に現地事務所を設立するなど、西アフリカを成長市場と位置付け、これら2カ国にベナンとコートジボワールを加えた4カ国で四輪車ビジネスを展開。
昨年12月には、ナイジェリアに続いてアフリカで2拠点目となる四輪車生産工場のHMGで、小型SUV「HR-V(エイチアールブイ)」の生産を開始している(現在の年間生産能力は500台)。
<ホンダマニュファクチュアリングガーナの概要>
– 会社名:Honda Manufacturing Ghana Ltd.
– 設立:2022年9月
– 資本金:30百万セディ
– 出資比率:本田技研工業株式会社 100%
– 代表者:社長 中島 隆志(なかじま たかし)
– 所在地:ガーナ共和国 テマ市
– 事業内容:四輪車の製造、四輪完成車の輸入・卸販売。
– 生産機種:HR-V
– 生産能力:500台/年
このHMGでの四輪車生産開始を記念して、テマにある工場で現地時間の3月7日、地元政府関係者や報道関係者のほか、ホンダの執行職 欧州・アフリカ中東統括部長の奥田克久氏ら出席の下、式典が開催された。
式典で奥田氏は、「アフリカで2拠点目となるホンダの四輪車生産工場が稼働したこと、そして生産開始式典を無事に執り行えたことを、大変うれしく思います。まだ少量生産ではありますが、現地法人を設立しホンダ自らが生産を行います。人口が拡大するガーナにおいて、『自由で楽しい移動の喜び』『生活が変わる・豊かになる喜び』を一人でも多くのお客様に提供することで、西アフリカでの事業成長へ繋げていきます」と述べている。