本田技研工業(ホンダ)は9月6日、電動車に必要なバッテリー用レアメタルの安定調達に向けて、阪和興業と戦略的パートナーシップを締結したと発表した。
阪和興業が確保する採掘資源を核に、ニッケル、コバルト、リチウムといったバッテリー用レアメタルの中長期的な安定調達を図る。
ホンダは、2050年のカーボンニュートラル実現に向けて、2030年までにグローバルで30機種、年間200万台を超える電気自動車(EV)生産を計画。2040年には四輪車に於けるEV、燃料電池自動車(FCV)の販売比率を100%にすることを目指している。こうした電動化戦略を確実に実行するため、今回、資源調達に強みを持つ大手商社の阪和興業と戦略的パートナーシップを締結した。
ホンダは、今後も様々な取引先と、必要資源の安定調達に取り組み、カーボンニュートラル実現に向けた電動化戦略を着実に実行していくとしている。
[阪和興業の概要]
– 会社名:阪和興業株式会社
– 設立:1947年4月
– 所在地:東京都中央区築地1-13-1
– 代表者:代表取締役社長 中川 洋一
– 資本金:456.5億円
– 事業内容:
鉄鋼、鉄鋼原料、建材、非鉄金属、石油、化成品、食品、木材、セメント、機械の国内販売および輸出入。
– 従業員数(2022年3月末現在):5,123名(連結)
■阪和興業:https://www.hanwa.co.jp/