CBR1000RR-R FIREBLADE (グランプリレッド)
ホンダは2月25日、大型スーパースポーツモデル「CBR1000RR-R FIREBLADE」「CBR1000RR-R FIREBLADE SP」の一部仕様を変更し、3月10日に発売すると発表した。
CBR1000RR-R FIREBLADEは、高出力かつ、高いコントロール性能を有する出力特性のパワーユニットと、操縦性を追求した車体パッケージングを組み合わせ、スポーツライディングをサポートする先進の電子制御技術などを採用したCBRシリーズの最上位モデル。
CBR1000RR-R FIREBLADE SPは、CBR1000RR-R FIREBLADEをベースに、ÖHLINS(オーリンズ)製の電子制御サスペンションのほか、Brembo(ブレンボ)製のフロントブレーキキャリパーを装備するなど、足まわりを専用化。また、軽量化に寄与するリチウムイオンバッテリーの採用や、より素早いシフトチェンジ操作を可能とするクイックシフターを標準装備するなど、よりスポーツライディングの楽しみを視野に入れた仕様としている。
今回、「Total Control for the Track ~サーキットで本領発揮するマシン」の開発コンセプトを継承しながら、“操る喜び”のさらなる深化を図るための一部仕様の変更を行っている。
CBR1000RR-R FIREBLADE SP(マットパールモリオンブラック)
CBR1000RR-R FIREBLADE SP(グランプリレッド)
■パワーユニット
・中速域における加速性能の向上を目的に、吸気ポート内径の一部を絞る形状に変更することで、吸気流速を上げて充填効率をより高め、エンジン回転数11,000rpm付近の出力向上に寄与。また、エキゾーストパイプの集合部形状と触媒構造を変更し排気抵抗の最適化を図るとともに、ドリブンスプロケットの丁数を前モデルの40丁から43丁に変更することで力強い後輪駆動力を得ている。
・エアクリーナーの底面形状とインテークファンネルの形状を最適化。スロットル操作時における吸気の流れをスムーズにするとともに、スロットルバイワイヤのリターンスプリング荷重を低減させたことで、スロットル操作における応答性に寄与。
■電子制御
・スポーツライディングをサポートする電子制御機能を熟成。Honda セレクタブル トルク コントロールの制御は、介入時のスロットルの操作性に寄与させることを目的に制御プログラムを変更。また、CBR1000RR-R FIREBLADE SPに標準装備されているクイックシフターの制御は、変速操作時の燃料噴射停止時間を短縮させエンジン回転数の変動を抑えることで、変速後のトルク回復をよりスムーズにし変速ショックの低減に寄与。
■足まわり
・CBR1000RR-R FIREBLADEに採用している、NISSIN(日立Astemo)製フロントブレーキキャリパーのピストン材質及び表面処理の変更を行うことで、サーキット走行における高負荷時の熱によるブレーキレバー操作の遊び量変化の低減に寄与。
■カラーリング
・CBR1000RR-R FIREBLADEのカラーリングは、ブラックのホイールに、レーシングイメージ溢れるトリコロールの「グランプリレッド」の1色を設定。
・CBR1000RR-R FIREBLADE SPのカラーリングは、ゴールドのホイールに、レーシングイメージ溢れるトリコロールの「グランプリレッド」と、ブラックを基調としたアグレッシブで精悍なイメージの「マットパールモリオンブラック」の計2色を設定。
■販売計画台数(国内・年間)
シリーズ合計 200台
■メーカー希望小売価格(消費税10%込み)
CBR1000RR-R FIREBLADE
2,420,000円(消費税抜き本体価格 2,200,000円)
CBR1000RR-R FIREBLADE SP
2,783,000円(消費税抜き本体価格 2,530,000円)