本田技研工業(ホンダ)は1月13日、LGエナジーソリューション(以下、LGES)との電気自動車(EV)用リチウムイオンバッテリーの生産合弁会社「L-Hバッテリー(L-H Battery/※)」を、米国オハイオ州に正式に設立したと発表した。
L-Hバッテリーでは、新工場の建設に今年初頭から着工し、来年末までに完了。2025年中には、北米生産販売されるEV用にリチウムイオンバッテリーの量産を開始し、全量をホンダの北米工場へ供給する予定だと云う。なお、年間生産能力40GWhを目指しているとのこと。
<新合弁会社の概要>
– 社名:L-H Battery Company, Inc.(※)
– 所在地:米国オハイオ州ジェファーソンヴィル
– 資本金:2億1千万USドル(出資比率:LGES 51%/ホンダ 49%)
– 役員構成:
・CEO:Robert H. Lee(ロバート・リー)(LGES)
・COO:Rick Riggle(リック・リグル)(ホンダ)
※今後、変更になる可能性がある。
合弁会社の正式設立に際して、この新会社のロバート・リーCEOは、以下のように述べている。
「LGエナジーソリューションは、安定した財務基盤、競争力の高い品質、幅広いグローバル展開に支えられた生産能力など、この合弁を成功させるために必要なアセットを全て備えています。北米でのホンダのEVの販売を成功に導くため、両社の知見を結集して最高品質のバッテリーを提供すると共に、質の高い雇用の創出や地域社会への貢献を通じて、ここ米国オハイオ州で発展していくことを目指します」。
また、リック・リグルCOOは、以下のように述べている。
「このたびLGエナジーソリューションとホンダによる、EV用バッテリー生産の合弁会社が米国オハイオ州に正式に設立されたことは、私たちが目指す電動化の未来に向けた大きな一歩です。LGエナジーソリューションという強力なパートナーと共に歩み、オハイオ州の地域社会と強い関係を築いていくことを楽しみにしています」。