エッチ・ケー・エス(本社:静岡県富士宮市、代表取締役社長:水口大輔)は11月21日、車載用IoTデバイスを活用した「HKS送迎バス安心見守り装置サービスMAMORU( 仮名 )とHBAS-DR1 ROKUGA( 仮名 )」を開発、同日より静岡県内の幼稚園にて実証実験を開始した。
開発の意図は、送迎バスの乗降時の所在確認や置き去りを防ぐことを目的としたもの。同社の送迎バス安心見守り装置サービスは、送迎終了時に「車内最後部に設置したスイッチを押す」というひと手間で、人による目視確認と車内に設置した人感センサの両方にて所在確認を行ない、置き去りを防止する装置となっている。
技術的には、同社製品の360°通信型ドライレコーダーを、送迎バス向けにカスタマイズしたモデルであり、ドアが開閉する度に乗降状態を録画しクラウドに送信する仕組みだ。従って現時点や過去の乗降を、クラウド上で確認する事が出来る。
目視確認後、確認スイッチを押すと人感センサが作動する。施錠後( ドアが閉まる )に万が一、人が残っていた場合はセンサーが検知し、クラクションが鳴ると共にハザードランプが点滅して周囲に知らせる。また、このような事態となった時にメールで通知する事も出来る。
またMAMORUとROKUGAの両方の装置を設置する事で、運転者だけで無く、運行管理者にも瞬時に状況が分るシステムを構成する事も出来る。同IoTデバイスは、静岡県ioT推進ラボ( 静岡県工業技術研究所内 /〒421-1298静岡市葵区牧ヶ谷2078 )にも展示されている。
今回の静岡県内の幼稚園に於ける実証実験の期間は3ヶ月。この期間で現場やステークホルダーの意見を収集。フィードバックさせる事を介してシステムの完成を目指す。
株式会社エッチ・ケー・エスについて
会社名: 株式会社エッチ・ケー・エス(英文名:HKS Co., Ltd.)
代表者: 代表取締役社長 水口 大輔
所在地: 静岡県富士宮市上井出2266
設立: 1973年
URL: https://www.hks-global.com/
https://www.hks-power.co.jp/