そこで今回クラリオンを傘下に収めたフォルシアは、本格的なコックピットインテリジェンスのプラットフォーム企業を目指すべく、日本国内拠点として「フォレシアクラリオンエレクトロニクスシステム」という新たなビジネスグループを創設する予定だ。
この新たに創設を目指すビジネスグループは、約9,200人の従業員、1,650人以上のソフトウェアエンジニアを雇用し、来る2022年までに20億ユーロ以上の収益獲得を目指していく構えだという。
実際、フォルシアCEOのパトリック・コールラー氏はこうした日本国内に於ける自社の取り組みを踏まえて「私はクラリオンがフォルシアグループのなかの先進的な事業部門として、さらなる成功を積み重ねていくことを確信しています。
また日立製作所傘下の日立オートモティブシステムズは、世界を先導する自動運転技術の加速を積極的に推し進めています。
そのような状況に於いて、我々フォレシアグループは今回の買収を契機に日立・フォルシア双方のグループ間のパートナーシップが確固たるものとなり、互いの事業拡大の礎になっていくことを楽しみにしています」と述べている。
以下はクラリオン・公開買付社の概要。公開買付け前後の所有株式数と株式移動に伴う一連の予定となる。