日立化成は、東南アジアにおける鉛蓄電池事業を再編、集約するため、タイに連結子会社を新設し、Hitachi Chemical Asia (Thailand)(以下、HCTD)の自動車用鉛蓄電池事業を、タイ新設会社に譲渡する。
日立化成は、2012年からHCTDにおいて、タイ国内や東南アジア地域に向けて、自動車用鉛蓄電池の製造および販売を行ってきた。
そして2017年には、自動車用・産業用鉛蓄電池の製造、販売を行うHitachi Chemical Storage Battery (Thailand) (旧Thai Storage Battery/以下、HCBT)を連結子会社化。
HCBTの持つブランド力、製造拠点、販売網を活用し電池事業の一層の強化を図るとともに、日立化成の製造のノウハウを取り入れ、同社の鉛蓄電池の製品力を強化。日立化成グループの東南アジアにおける自動車用・産業用鉛蓄電池事業の拡大を進めてきた。
今回、日立化成は、タイにある鉛蓄電池事業を再編、集約するため、タイ新設会社を設立し、HCTDの自動車用鉛蓄電池事業を同新設会社に譲渡。さらに今後、このタイ新設会社を、効率的な経営資産の活用と事業運営を目的に、HCBTと統合することを予定している。
日立化成はこの再編、集約を通じて、自動車用・産業用鉛蓄電池を安定的に供給し、東南アジアの地域と社会に貢献していくとしている。
[タイ新設会社への事業譲渡の日程(予定)]
– 会社新設決定日:2019年10月25日
– タイ新設会社設立時期:2019年11月
– Hitachi Chemical Asia (Thailand) からタイ新設会社への自動車用鉛蓄電池事業譲渡日:2020年3月31日
※日程は10月25日現在のもの。今後の手続き等により変更になる可能性がある。
[タイ新設会社の概要(予定)]
– 名称:Hitachi Chemical Gateway Battery (Thailand) Co., Ltd.
– 所在地:タイ王国 チャチュンサオ県
– 代表者:大角 敏教 (現 HCBT代表者)
– 事業内容:自動車用鉛蓄電池の製造および販売
– 資本金:584百万タイバーツ(約1,927百万円)
※1タイバーツ=3.3円で邦貨換算。単位未満四捨五入。
– 設立年月:2019年11月
– 株主:日立化成株式会社 100%*
– 従業員数:約180名
– 営業開始:2020年4月1日
*グループ会社による所有含む。