日立Astemo(以下、日立アステモ)は5月30日、自動車の電動化製品の需要拡大に対応するため、昨年3月に新設した宮城第四工場(宮城県村田町)で、電動車(以下、xEV/※)用インバーターの量産を開始したと発表した。
カーボンニュートラルの実現に向けた世界的な取り組み進展によるxEVの需要拡大を受け、日立アステモでは、モーターやインバーターといったxEVの基幹部品について、これまで、製造子会社の設立や経営統合などによる生産能力の拡大やラインナップの拡充など、様々な対応を図ってきたと云う。
また、モーターや発電機の動作を制御する機能を有する重要部品であるインバーターについても、これまで、宮城県角田市の工場で製造してきたが、昨年3月、さらなる生産能力向上を図るため、宮城県村田町に第四工場を新設。インバーターの量産をこの程開始した。
<第四工場の概要>
– 所在地:宮城県柴田郡村田町大字村田字西ヶ丘1番1
– 竣工:2021年3月
– 敷地面積:69,462㎡
日立アステモは、今後も、排出ガスを低減する高効率な内燃機関や電動化技術をはじめ、先進運転支援技術、先進シャシー技術など、安全性・快適性の向上や環境保全に寄与する先進的なモビリティソリューションの提供を通じて、持続可能な社会の実現と共に、顧客の企業価値の向上に貢献していくとしている。
※)xEV:電気自動車(EV)、ハイブリッド車(HEV/HV)、プラグインハイブリッド車(PHEV/PHV)、燃料電池車(FCEV/FCV)の総称。
■日立Astemo:https://www.hitachiastemo.com/jp/