日立Astemo(以下、日立アステモ)は10月25日、イタリアのミラノで11月25~28日(プレスデー11月23~24日)に開催される世界最大級のモーターサイクルショー「EICMA2021(以下、ミラノショー)」への出展を発表した。
日立アステモとしてのミラノショーへの出展は、今年1月の4社(日立オートモティブシステムズ、ケーヒン、ショーワ、日信工業)統合後、初。次世代二輪車機器・システムで新たな価値創出に貢献する幅広い製品、技術を紹介する。
今回、日立アステモは、統合会社のシナジーとして、先端技術を結集したサスペンションとブレーキの統合制御技術をはじめ、先進の環境技術を搭載したパワートレインシステムや、車両の安全性を高める各種ブレーキシステム、操縦安定性と乗り心地を両立させるサスペンションなど、次世代モーターサイクルの創造に貢献する数々の製品や技術を紹介。さらに、アフターマーケット製品に加え、同社の最新技術や製品が搭載されたレースマシンの展示も予定していると云う。
ミラノショーへは、ショーワが2014年から2019年まで出展してきたが、今年は日立アステモが製品ブランドとして展開する「KEIHIN」「SHOWA」「NISSIN」の製品・技術を、ブース(ホール13・A56ブース)を3つに分けて一堂に展示。次世代二輪車機器・システムで新たな価値の創出に貢献する幅広い製品、技術を紹介する。
<主な出展内容>
① シナジー技術
統合会社の技術を結集し、「走る」「曲がる」「止まる」を一括制御する『統合制御』の技術を、二輪デモ車両で再現し、パワートレイン、サスペンション、ブレーキの各製品の高度な連携をわかりやすく紹介。
② 次世代パワートレイン
多様なニーズに対応する電動二輪車向けパワートレインシステムのコンセプトモデルを展示するほか、環境性能の向上に貢献する小型二輪車用ISG(Integrated Starter Generator)ユニットや、大型二輪車用インジェクターなど、二輪車の環境価値や商品性向上に貢献する技術・製品を紹介。
③ 各製品ブランド/アフターマーケット製品
日立アステモの製品ブランド「KEIHIN」「SHOWA」「NISSIN」のアフターパーツ製品を紹介。
日立アステモは、安全性・快適性の向上や環境保全に寄与する先進的なモビリティソリューションの提供を通じて、「社会価値」「環境価値」「経済価値」の3つの価値を引き上げ、持続可能な社会の実現と共に、人々のQuality of Lifeと顧客の企業価値の向上に貢献していくとしている。
[会社概要]
– 社名:日立Astemo株式会社
– 本社:東京都千代田区大手町二丁目2番1号 新大手町ビル
– 事業内容:
自動車部品および産業用機械器具・システムの開発、製造、販売およびサービス。
■EICMA2021(英語):https://www.eicma.it/en/