ハイセンスホームアプライアンスは2021年3月1日、サンデンホールディングスの第三者割当増資により8,362万7,000株を1株256円で購入し、総購入価格は約214億円(13.02億人民元)であることを公表したと、ハイセンスジャパンは3月8日、発表した。
本件クロージング後に、ハイセンスホームアプライアンスはサンデンホールディングスの約75%議決権を持ち、サンデンホールディングスの筆頭株主になる。今回、サンデンホールディングスをコア企業として、車載エアコンコンプレッサーと車載エアコン産業を開拓し、さらにリソース共有によって、サンデンホールディングスの収益性を向上させていくとしている。
サンデンホールディングスは1943年に設立し、東京証券取引所一部上場企業(証券コード:6444)であり、2019年度の売上高は2,048.8億円。車載コンプレッサーと車載エアコンシステムのティア1サプライヤーとして高いブランド力を持ち、2019年の車載エアコンコンプレッサーは全世界販売シェア率No.2であり、自社開発した次世代電動コンプレッサー、総合熱マネジメントシステム及び車載エアコン製品が新エネルギー車で広く採用されている。
新型コロナウイルスが全世界で蔓延したことなどの悪影響で、資本調達にダメージを受けたため、事業再生ADR(日本企業は日本の法律に基づいて、日本事業再生専門協会に申請する特定企業経営再建計画プロセスという)によって新しいスポンサーを選定した。本件クロージング後も、サンデンホールディングスは東京証券取引所に継続して上場するとしている。