日野自動車は11月18日、エンジン認証の不正問題で型式指定の取消処分を受けた対象機種・車種の内「A09Cエンジン」搭載の大型トラック「日野プロフィア」について、型式指定の再申請を行ったと発表した。
再申請に当たっては、不正のあった燃費性能や排出ガス性能の試験について再発防止策を講じると共に、以下の取り組みを実施。過去にあった(1)タイヤ仕様の一部申請漏れ(原因:書類作成時の記入不備)や、(2)最終減速比に関する届出仕様と生産仕様の一部不一致(原因:書類作成時の誤記)など、申請時に於ける不備に対する再発防止にも努めていくとしている。
<申請業務の精度向上に向けた取り組み>
(1)申請関連業務に携わる人員の拡充、チェック強化。
(2)認証申請手続に関する規則類の整備。
(3)法規情報の収集及び法令解釈を正確に行うための体制整備。
(4)開発・認証関連のコンプライアンス研修実施。
(5)データ管理・書類作成のデジタル化 (ヒューマンエラー防止)。
■(日野)エンジン認証不正に関する公表情報の一覧:https://www.hino.co.jp/corp/news/2022/20220401-003234.html